Please enable JavaScript.
Coggle requires JavaScript to display documents.
日本学术 - Coggle Diagram
日本学术
-
日语教育
-
日本的日语教育
野田尚史
日本語学と日本語教育
1.日本語学と日本語教育の関係
-
目的
[日本語学]目的 基本的に母語話者向けに日本語の構造や体系をできるだけ効率よく記述することである。
[日本語教育の目的]非母語話者が日本語で「聞く」「話す」「読む」「書く」という言語活動を行う能力を高めること。
-
-
-
-
4.日本語教育のための文章•談話や言語行動など
これまでの日本語教育では、文法を中心に、音声や語彙など、
日本語学で古くから盛んに研究が行われてきた分野が重視されてきた。文章/談話や言語行動など、
比較的新しい分野は軽視されてきた。そのため、たとえば次のような問題点がある。
-
-
-
-
7.「読む」教育のための研究
1.必要な情報を効率的に読み取る方法の研究
実際の「読む」活動では精読する必要はなく、必要な情報を効率的に読み取ることが重要なことも多い。必要な情報を効率的に読み取れるようになるためには、どうんあ文章からどんな情報を読み取るときには、どんなな背景知識を使い、どこに注目して読み取るのがよいかを明らかにする研究が必要である。
-
8.「書く」教育のための研究
1.必要な情報を適切に書く方法の研究
それぞれの状況で、
何をどのような順序でどんな表現を使って書くのがよいかは、非母語話者にとっては難しい。さまざまな状況を対象にして必要な情報を適切に書く方法を研究することは、「書く」教育のためには重要である。
2.インターネットなどを活用する方法の研究
インターネットなどを活用すると、「書く」ときの助けになることが多い。非母語話者が日本語を書くときに、インターネットや、スマートフォンのアプリ、パソコン、電子辞書などをどのように活用すればよいかという研究が「書く」教育のために必要である。
9.今後の課題
-
- 日本語教育では語彙が重要であるにもかかわらず、聞く、話す、読む、書くという言語活動のための辞書の開発が遅れている。野田尚史(2011)で提案されているような新しい方向性を持った辞書の開発が望まれる。
- 日本語教育のために必要な研究については、野田尚史(編)(2012)で、母語話者のコミュニケーション、非母語話者のコミュニケーション、コミュニケーション教育の三の研究が提案されている。そのような研究を具体的に進めていく必要がある。
-
-
-
-
-
-
-