Please enable JavaScript.
Coggle requires JavaScript to display documents.
cluster8月お題企画
いつかの夏の記憶, 方針 (クリックしてメッセージ送り), セリフ, セリフ, 再定義 - Coggle Diagram
-
-
セリフ
ん…?私の姿が見え…いや、言葉がわかるのか!?
もしかして、あなたがたはclusterの民…?まだ生き残りがいたなんて…。
私はただの白鳥だよ。…というのは無理があるかな。
実は、このあたりに生息する白鳥の一部には
古のメタバース、clusterの記憶を持つものが生まれることがあるんだ。
私は当時を知らないし、この記憶が誰のものなのかもわからない。
ひとつだけわかるのは、この記憶の持ち主が何らかの意図を持って
この地の白鳥たちに引き継がせたのだろうということ。
私の姿は普通の人間には見えないんだ。もちろん言葉だって通じない。
ところが君には私が見えているどころか話も出来ている。
きっと私が持つこの記憶と何らかの関係があることは間違いないだろう。
そうだね、君たちになら…
ちょっと、こちらへ来てくれないか。
これは、この地の白鳥に代々伝わる記憶さ。
君にはやはり見えるようだね。
令和xx年、メタバース大抗争。
あの時地球に存在した全てのメタバースは
clusterを含めて一つ残らず消滅してしまったんだ…。
誰もが可能性を信じてやまなかった電脳世界メタバース。
その魅力に取り憑かれた人類は、愚かにもそれを奪い合い、
かつての戦争のようにお互いを傷つけ合った。
そしてその世界ごと、滅びてしまったんだよ。
xRには誰も見向きもしなくなり、
それは人類の負の遺産に成り果ててしまったんだ…
世界はデジタルからアナログへ逆行し
xR技術はその歩みを止めてしまったんだ。
もう十分だよ、白鳥さん…
よかった、ようやく聞こえたようだね。
私は…そうだね、clusterを作っていた者のひとりだよ。
キミたちのことをずっと待っていたんだ。
久しぶりだね白鳥さん。ああ、今のあなたは僕のことを
知らないのだったね
あなたのその記憶を頼りに、
こうしてたどり着くことができたんだ。
僕たちの大切な記憶を
忘れないでいてくれてありがとう。
-
-
-
-
-
-
さあ、話せる時間は少ない。
よく聞いてくれ。
令和xx年の例の事件で、世界中のメタバースは
clusterもろとも全て滅び去ってしまった。
そう、世界はメタバースを奪い合い…
自らの手でそれを破壊してしまったんだ。
誰もが理想の世界を夢見ていたはずなのに
僕たちはどこで間違ったんだろうね…
生き残った開発者は
アトムを捨て、電脳体となって
独自に開発を続けてきたんだ。
僕たちは諦めなかった。
メタバースはまだまだ滅びるべきではなかったんだ。
-
あれから途方もなく長い時を研究に費やしてきた。
その成果がこれさ。【clusterアクリルキーホルダー】
これを使うと、一度だけ過去に戻ることができる。
もうわかったね?
cluster民の血族であるあなたがたに頼みがある。
こちらを見てくれ。
これは転送装置だよ。いわばタイムマシンさ。
かつてここはあまたのclusterの民たちが
イベントを告知したり語らい合った場所。
このアイテムを持ってこの場に立ち、
装置を起動することで過去に飛ぶことができる。
-
これはかつてのclusterの姿さ。誰でもメタバース上に
ワールドを作ることができ、日々無数のワールドが
生まれていたんだ。美しいだろう?
でも、私が引き継いだ記憶はここまでだ。
世界的な抗争で、どのようにメタバースが
失われてしまったかは今となってはわからない。
ただわかっているのは、世界中の人類が
理想の世界を夢見てそれぞれのメタバースを作っていたということ。
-
なあ、人間はどうして仲間同士で
仲良くすることができないんだい?
今でも夢を見るんだ。
泣いたり笑ったり、あの頃のclusterのみんなは
あんなに楽しそうにしていたのに!
あれは嘘だったというのか?
そんな記憶を、私のようなただのトリに押し付けて…
私にいったい何をしろというんだ!
-
-