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Perks & McElrath-Hart (2016) - Coggle Diagram
Perks & McElrath-Hart (2016)
Time-shifting時代
脱ネットワーク時代
テレビを後でみること
ネタバレの定義
今回の質的研究で(5ページ)
ねたばれの質
登場人物の生存
恋愛関係
登場人物の死
something that gives away the good parts of the episode or series as a whole
エピソードの一部あるいは全体のいいところ
をバレル情報
Christopher 「番組の内容自体もそうだけど、人のある番組内の出来事に対しての人の反応ということもネタバレかも」
Christopher: Spoilee's rights
ネタバレをされる人の権利(p.5 真ん中)
権力関係
ネットワーク時代
プロヂューサーが権力を持つもの
脱ネットワーク時代
ファンのコミュニティー中の権力のhierarchy
ヒエラルキー
ある番組の大ファンであれば
その人は、その番組に関する情報を
流出したり、制限したりすることができる
information = control = power
情報 = 制御 = 力
(Jenkins, 1995)
information insulation = control = power
ネタバレ情報から自分を守ることができる=制御=力
先行研究
Johnson & Rosenbaum (2016) ‘spoilers do not have a universally positive or negative
impact on the audience’s experience’
ネタバレというのは必ずしも肯定的、否定的な効果があるとは限らない
Johnson and Rosenbaum (2015) ‘premature
and undesired information about how a narrative’s arc will conclude’
ある物語がどのように発展していくかに関する知りたくない、事前情報
ネタばれの定義
時間
投資
方法
オンラインのアンケート調査
質的(qualititative)○
open-ended questions
自由記述
参加者:92人
質問:特定の番組を見る前にネタバレ情報を
読んだことがあるかどうか
あると答えた人に16問の質問
ないと答えた人に13問の質問
40ページになる回答テキストがあった
量的(quantitative) ×
Network era
ネットワーク時代
ネタばれの先行研究の多く
が、ネットワーク時代の要素が背景にある
ネタバレ=Media studies scholars writing from a network era perspective often define television
spoilers in terms of a formal air date
放送日時を軸にネタバレの話をすることが多い
Booth (2010) ‘Spoilers attempt to reveal key pieces of information for a media object’s narrative before
the producers of that narrative release that information to the public’
ネタバレというのは、あるテレビ番組の制作者が、その番組を放送する前に、番組の内容が公に出る前に公にバレルこととして定義される
Range of Reactions
ネタバレに対する様々な行動
spoiler maintenance behaviors
ネタバレを制御する行動
seek
求める
シリーズへの関心が中途半端な時
無関心度合い
TV Guide - アメリカの人気テレビ解説雑誌
ネタバレを求めることによって、これからもある番組を見るか見ないか決める
Mood management
情緒管理の役割
番組のサスペンスや、物語の内容から引き起こす緊張感を解消する
「情緒的に厳しい番組では、大変な緊張感が起こらないようにネタバレを求める」
Curiosity
好奇心
制作者の意思=番組(物語)は直線(linear)で楽しむものだ
視聴者の意思(人によって)=番組を楽しむために必ずしも直線な経験じゃなくてもいい(non-linear 非直線的な)
KEYWORD
Anti-spoiler zealots
アンチネタバレ狂者
哲学的な疑問:人間はネタを
ばらすべきだどうか
経済的な観点
倫理的な観点
他者への配慮という観点
社会的な規範からの観点
VanDerWerff (2014)
https://www.avclub.com/why-it-s-time-to-stop-the-anti-spoiler-paranoia-1798269869
美術の清さを保つべき?
Enjoy the journey
旅を楽しもう
ネタバレされても、その「ネタ」までのストーリーがわからないから、問題ない
ambivalent
相反する態度を持っている
avoid
避ける
大好きな番組なら避ける
サスペンスを守る
「誕生日プレゼントの中身を誕生日の前に知ると、誕生日の楽しみがなくなるのと同じ」
自分が物語に
埋め込まれている感覚を失いたくない
番組制作者の意思を尊重する
Auteurism
作家主義
ネタバレをする人なんて、
我慢できないやつだ
delayed gratification
満足遅延耐性
マシュマロ―実験
https://www.youtube.com/watch?v=QX_oy9614HQ
番組視聴の経験を汚したくない
番組にどの程度情緒的に「投資している」かによる
その「投資」を守るための「ネタバレを避ける行為」はある意味、楽しい
disinterested
無関心
学会:
https://www.jmscom.org/seminars/20210327-2/
Conclusion
脱ネットワーク時代でのネタバレの議論では、視聴者同士の規範/期待の多様性が目立つ
General conclusions
原則:
時間や感情をたくさん「投資」した番組に関して、ネタバレを避ける傾向が強い
制作者を尊重すべき
原則:
人によって、ネタバレは
必ずしも悪いものではない
テレビ番組に対する「正しい」行為とは何か・・・その「規範」はまだネットワーク時代のままで、発展していない
今は脱ネットワーク時代(time-shifting時代)なのに、視聴者の規範はどうもそれについていけていない
未だに「spoiler ネタバレ」という言葉にネガティブなニュアンスがあるけど、ネタバレを求めて視聴経験をより良いものにする人もいる
ネタバレは物語を腐らせるものだ言う立場
ネタバレは物語を「発酵させる」ものだという立場
今は脱ネットワーク時代だからこそ、この立場があり得る(大昔放送された番組でも、ネタバレが世の中に出回っれいても、その番組の良さや楽しめる程度が落ちず、むしろネタバレが存在するからこそその番組の良さが増す)
修士論文の路線?
尺度開発?