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いま、会いにゆきます, 読んだ作品のテーマについて考え、まとめる
読んだ作品のテーマである『いま、会いに行きます』は、小説の内容的に母親役…
いま、会いにゆきます
登場人物たちについて
秋穂巧
主人公の巧は一家の大黒柱として頑張っている真面目な人物だが、妻を亡くしたストレスと悲しみによって通常とは違う身体の性質から出る発作が悪化していく中、小学生の佑司を一人で育てる父親。巧は何度も死にそうになることが佑司のためにも死ぬわけにいかないと頑張る。澪が死んでから記憶をなくして3年後の雨の季節にタイムスリップしたときには時間を大切に使い少しでも家事が上達するように努力をし、三年前を思い出すような暮らしぶりをしていた。
佑司
小学校に通ってる佑司は、母親がいない中で強く生きてゆくすごく頼もしい巧の息子である。母が死んだ理由は自分が生まれたからなどと考えすぎてしまう時もある。巧が発作を起こしたときなどは家事や買い物などすぐにこなしてしまう器用な小学生。
澪
三年前、佑司を産んだ後の後遺症によってこの世を断ってしまう。しかし、死ぬ三か月前に交通事故で頭を強打する。それによって入院中に三年後の雨の季節にタイムスリップし、記憶を失っていたことに気づいた自分はたまたま夫である巧みに助けられ、雨の季節が終わるまで一緒に暮らし、またタイムスリップをして死ぬ寸前に三年後の雨の季節に会いにゆきますと遺言を残した。元々新体操部のキャプテンをやっていた澪はは負けず嫌いで頑固な一面もあるが、普段は家族思いの努力家で家庭を支える理想な母親として暮らしていた。
ノンブル先生とぷー
いつも買い物の後に通る公園のベンチに座っているノンブル先生は巧の父のように接してくれる優しい年寄り。ある日脳梗塞により遠い町に搬送されてしまい、飼っている犬のぷーと離ればなれになる。しかし、二人はともに強く生きていくという志を持っていて、どこかでまた会うと約束をする。
作者について
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経歴
埼玉県立与野高等学校、獨協大学経済学部経済学科卒業。出版社に就職するが3か月で退職(本人いわく、ぶち壊し)、バイクで日本一周の旅に出る。2年間フリーターをした後、少人数で働く税理士事務所に14年に渡って勤める。その頃から妻のためにと小説を書き始め、1997年からはインターネット上で多数の作品を発表していた。2002年『Separation』でデビュー、同作品は『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』としてテレビドラマ化される。2003年発売の『いま、会いにゆきます』は、ベストセラー小説「世界の中心で、愛をさけぶ」に折り込みチラシとして挿入され、これをきっかけに大ヒットとなる。この小説の映画化が注目を浴び、一躍恋愛小説の旗手となった。
本のあらすじ
司法書士事務所に勤務する秋穂巧は、1年前に妻の澪を病気で亡くし、小学生の息子・佑司とともに2人で暮らしていました。二人暮らしを始めた二人はなかなかうまく家事を進めることができない様子でした。巧は、脳の以上による病を持っており、普通の人にできることが彼にとっては難しいのです。そんなある日、突然人ごみの真ん中で倒れた巧は病院に搬送され、医学では理解できない体を持っていると診断された。そのかかりつけの病院で医師と話していた巧は、澪が生前に言い残した「雨の季節になると戻って来る」という言葉が気になっていると話します。雨の季節に入ると一人の女性が倒れているのを目撃して、助けたところ記憶を失っている澪と再会したのです。雨の季節が終わるまで、時を過ごす三人は徐々に昔の生活を取り戻していきます。
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読んだ作品のテーマについて考え、まとめる
読んだ作品のテーマである『いま、会いに行きます』は、小説の内容的に母親役である澪が3年後の雨の季節に夫である巧と息子である佑司に会いにゆくというメッセージが伝えられていると思いました。
読んだ作品に対する自分の意見、感想などをまとめる
この本を読んでから命の尊さや家族の絆などを改めて感心しながらいま感想を書いています。小学校5年生の佑司母は親がいなくて、お父さんは仕事や持病に付き合わされている中、文句を一つ言わずに強く生きているとこなどにも感動しました。主人公の巧が妻である澪に出会うまでの話なども面白いのでぜひ読んでください。