Please enable JavaScript.
Coggle requires JavaScript to display documents.
木造の長寿命化 - Coggle Diagram
木造の長寿命化
長寿命木造住宅整備指針の趣旨・目的
□循環型社会形成の観点
木造住宅の長寿命化を推進するため、その物理的、社会的な耐久性の向上に向けて配慮すべき事項を定めるものである。
(1)継承性・持続性の確保
イ
地域の風土の文脈と調和した工法等の採用
地域の気候、地形、地質、生活様式等に即し、長期にわたり良好な居住環境が維持され、経年とともに風格が備わっていくような住宅配置、環境共生技術、工法、間取り、材料等を採用すること。
伝統的な街並みと調和した外観、時が経過しても飽きのこない外観など、良好な景観形成に配慮した形態、意匠、配列等とすること。
ロ
長寿命木造住宅に用いられる技術・技能が継承される仕組みの構築
ハ
長期間にわたり住宅が機能し続けるための居住面積・居住性能の確保
入居世帯の家族構成、生活様式等の変化に対応できるゆとりのある居住面積、設備容量等を確保すること。
地震、風圧、積雪、火災等に対する安全性、快適に住み続けるための温熱環境、空気環境等に関する性能等を確保すること。
身体機能が低下した場合においても移動や介助がしやすいように、間取り、浴室・便所・寝室の面積、廊下・出入口の幅員、階段の安全性等に配慮すること。
(2)物理的長期耐用性の確保
雨水、結露、地面からの湿気等に起因する木材の腐朽や蟻害、金物の錆、基礎コンクリートの中性化等による構造躯体等の劣化を軽減するため、長期にわたる物理的耐用性の確保に配慮した材料の選択、湿気処理、構法上の工夫等を行うこと。その場合において、住宅性能表示制度における「劣化の軽減に関すること」に係る評価基準を参考にすること
(3)維持保全性・更新の容易性の確保
イ 耐用年数の異なる部品・部材同士の独立・分離、接続方法の工夫等
耐用年数の長い部品・部材を損傷することなく、耐用年数の短い部品・部材の交換、補修等が容易に行えるように、部品・部材同士を独立・分離させるとともに、納まりや取り付け方法を工夫すること。
ロ 一般流通しているもしくは地域で供給可能な部品・部材の活用
ハ 部材寸法・規格の統一
ニ 適切な修繕・保守点検計画の策定
各部品・部材の耐用年数に応じた適切な修繕・保守点検計画をあらかじめ策定し、竣工後の住まい手等による計画的な維持管理等が図られやすい環境を整備すること。
ホ 維持管理等に必要な情報の保存
竣工時の設計図書、竣工後の点検・補修・交換等の履歴を記録した図書など、適切な維持管理等に必要な情報を保存すること。
4)可変性の確保
生活様式等の変化に柔軟に対応できる間仕切壁等のインフィルシステムの採用などを
実際に何ができる?
腐っている木材を取り換え
基礎コンクリートの中性化回復
屋根カバー工法 もしくは吹替
国交省:長寿命木造住宅整備指針
木造の目標使用年数40年 20年目を中規模改修次期とする。