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MCSの保管上の課題, ブロッキング(=MCS同士が、①高温・高湿環境で、 ②ドット-ドットが接着し、③CCS層が剥がれること) の解決, ③…
MCSの保管上の課題
ブロッキングの
評価手法の確立
解決策①:実際にSRを保管して〇×評価を実施
懸念点①:判断に時間がかかり、バインダー開発のスピードが遅くなる
解決策②:CCSの界面剥離強度<PCS-PCS剥離強度となる数値での判断
懸念点②:ブロッキングは、”CCS層の弱い部分”と”PCS-PCS接着の強い部分”で起きるため、全体平均の数値である剥離強度できれいに判断できない(7/26高森さん談)
ドットパターンの転写
ブロッキング(=MCS同士が、①高温・高湿環境で、
②ドット-ドットが接着し、③CCS層が剥がれること)
の
解決
解決策①:温度・湿度を管理する
①-A:リーファーコンテナ等で温度を管理する
①-B:耐湿梱包で湿度を管理する。
解決策②:ドットとドットが接着しないようにする、もしくは接着強度を下げる
②-B:ドットのパターン/面積を最適化して重ならないようにする
懸念点②-B1:ドットの重なり合いは確率論であり、面積10%でも1%は重なりあうため、ブロッキングを完全に解消できない
懸念点②-B2:面積を減らすと、単位面積当たりで必要な接着強度が上がり、材料開発が軟化。(かつ重なった場所のブロッキング大)
②-C:ドットとドットの間の接着強度を下げる
懸念点②-C:接着強度DownはDry接着Downに直結するため、Dry接着が必要な案件に適用できない。
②-A:間紙を使ってドット同士が接しないようにする
懸念点②-A1:間紙のコストが高い
懸念点②-A2:間紙を挟む/取り除くプロセスが旭/顧客で新たに必要
②-D:高温・高湿でも接着しないバインダーを開発する
懸念点②-D:特になし、(と思っていた。)
実検討の結果、
課題①:耐湿バインダー≒Tgアップの設計であり、耐湿化とDry接着がトレードオフ(吸湿性低減ではなく、元のTgを高め吸湿によるTgダウンの影響度を小さくする設計)
課題②:吸湿状態でのTgを評価する手法を確立する必要が生じてい
解決策③:CCS層のはがれを抑制する
③-A:CCS層の凝集破壊強度を上げる
懸念点③-A:CCS層の透気度上昇
中川さんの系・町田さんの系ともに、現行は1μm当たり5秒上昇で20N/mくらい。これを20秒まで許容すれば150N/mを超える。10秒上昇だとデータばらつくが40-90N/mまで上がる。
③-B:CCS-PE界面剥離強度を上げる
懸念点③-B:水系無機塗工ではPE-CCS界面の強度アップに限界あり?
町田・中川sデータでは透気度上昇を1μmあたり20秒まで許容すれば150N/mまで出る。LGの有機系では4+4μmで80→200秒超との事で、10~15秒/1μmは上昇している。
※ただし、LGはPVdF系なので透気度はあがっても抵抗は低い。