日立物流

陸運業界の最大リスク

環境要因:荷動きの鈍化

生産・調達の拠点が海外に流出→絶対的取引量が先細りになる懸念

業績堅調

3PL中心

10年間赤字転落なし、今期純利益38%増

3PL市場は需要が拡大中

3~5年の長期契約が中心

荷動きの多少の変動があっても収入は比較的安定

非3PL(トラック輸送、引っ越し事業)

荷動き変動の影響を受けやすい

利益率

予想ROE(自己資本利益率)

日立:5.2%

上場企業平均:7%前後

ヤマト:6.7%

他より見劣りするが、4-5%水準を確保

国内外430拠点

赤字会社は数%

荷物1件あたりの利益率が高く無い物流業界では大事

1拠点で固定費が高すぎて赤字を出すと、他でのカバー不可能

拠点ごとに採算面で自立する企業文化が根付いている

ROA(総資産

景気低迷でモノの動きが鈍ること

固定費の増加(人件費・賃料)

人件費:買収先の人員受け入れ

のれん代の償却

海外展開の強化

配送拠点の効率運用

国内と違った取り組みが必要

M&Aの買い手の目利きが必要

課題感

買収海外企業の経営陣交代

3PL浸透は難しい

長期的に人材育成をやっていきたい

click to edit

M&A:手元資金の範囲で実施することが基本

積極的M&A

メリット

様々な業種の物流ノウハウ取り込み

顧客ネットワークの拡大

日立物流コラボネクスト

資生堂の物流子会社を買収

コーセーの物流業務も受託

他の化粧品メーカからの受託も目指す

1回の小売店への配送で、化粧品業界のすべての商品の配送が完了するまで合理化することが理想

化粧品メーカの物流コストの一段の低減

環境負荷の低減につながる

3PL

一括受託

商品配送

倉庫での在庫管理、仕分け、梱包、検品まで物流丸ごと

効率的な物流の提案

企業にあった物流手法をコンサル

オーダーメード的な物流体系を組み立て可能

付加価値をつけやすい

市場規模:5年前から2割強拡大見通し

受託先は500社

家電製品からハイテク素材、精密機器、日用品、食品など

物流業務のアウトソースニーズは更に強まる

1年ごとに料金を引き下げる条項が付くケースも多い

顧客数そのものを増やさないと売上が増えにくい

成長の限界を超える鍵:M&A

中南米、西欧、中東などの未進出地域

手元資金の範囲内

収益拡大

売上向上しないとしたら?

コスト削減

固定費

変動費

人件費(社員)

家賃

客数

客単価

(欠点)3PLは1年ごとに料金引き下げ

(欠点)国内は生産拠点の海外流出で取引量の先細り懸念

買収先の人員受け入れ

買収拠点の土地代、家賃

輸送費

保管費

荷役費

梱包費

物流管理に関連する人件費

人口減少で物流自体が減少

景気低迷で物流自体が減少