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ハイデイ日高 - Coggle Diagram
ハイデイ日高
総資産営業率(ROA)
費用項目内訳
賃料の比率が高い
首都圏の駅前一等地・1日乗降客数5万人越えの駅に絞って出店
賃料の高い地域に出店する戦略が、FLのFコスト削減につながる
高い総資産営業率: 19.6%(業界平均5%前後)
食材(Food)と労務(Labor)に係る費用(FLコスト)を抑制
FLコスト比率は59%
業界平均65%前後を下回る
収益構造
収益源は昼食と夕食
午後2時~6時、午後8時以降は客足が落ち込む
ちょい飲み:940円でビール&餃子、中華麺メニュー提供
午後:ヘルシーメニューで主婦呼び込み
午後:部活帰り高校生→リューム感のあるメニュー
1日を通して安定的に店舗を稼働:
→結果、食材使用料が一般的店舗を大幅に上回り食材単価引き下げを要求しやすくなる
(F低減)
賃料が高くても上回る増収効果があれば採算はあう
自社工場加工食材を店舗配送し、店舗での調理作業を最小限に
(L低減)
例)餃子:ボタン押すだけ
熟練度が求められる中華鍋を利用したメニューは9品目程度までにとどめる→常時出勤する正社員をMax2名までに。
夏は冷やし中華を提供(ラーメン専門店だと邪道だが、客が入らなければ意味がない)
リスク
賃料は固定費
費用に占める賃料比率が高いと、売上が落ち込んだ際に赤字となりやすい
今後の取り組み
出店の加速
2022年2月期:約2倍の600店舗
店舗稼働率の高さ=FLコスト低減の原動力
既存の売上向上の伸びしろが限られている
高橋均社長の目標「毎期売上10%増」の達成に新店舗効果は欠かせない
マック、吉野家の閉店跡地への出店増加
懸念事項
店舗運営効率の低下
人材育成が進まないと規模拡大は失敗する
社長「今年はブランド力強化の都市と言っている。社員に目覚めてもらうように等級ごとに研修をした」
優れた人材を育てれば…
出店スピードも加速的に上がる
効率は落ちない、サービス力も向上する
固定費の更なる増加
行田工場の増設(20億円投資)
食材供給能力の向上
店舗稼働低下=工場の減価償却費負担がのしかかる
出店で重視する指標:
最低月700万円以上の売上が可能か
販売面での効率が高まり、利益率が高くなる
売上高営業率は15%程度確保できる
都心の一等地は20%を超える
家賃の高さは別問題
駅前の競合
定食・麺類・アルコール・つまみを提供。偏るとその分野特化店舗との価格競争に巻き込まれる。
不採算店舗の見切り
オープンから赤字続きの店舗を1年6か月で閉店
経験則で、採算の改善見込みはわかる
毎期3店舗程度、ほとんどは黒字(立地重視のため)
アルコール提供
居酒屋になると回転率は落ちる
1日10~11回転を維持したい
アルコール売上比率14%。ちょうどいい
収支
自己資本比率:67%と高い
有利な条件で資金調達できる公算が大きい
純現金収支:10億円前後の黒字を確保
預金残高42億円(売上高の2か月分)…業界平均1か月
前提
顧客の問題意識
店舗数の拡大による、利益拡大を継続したい
経営企画部 新任部長
自社の店舗拡大戦略の中身を整理・理解し、必要な打ち手を知りたい
企画のゴール
日高屋の売上・コストの関係を整理し、新規出店した店舗の
店舗当たり売上の向上が、コストの比率を抑えるために不可欠
であることを理解してもらう(Issue観点)
NRI商材であるエリア別の所得情報データベース(Market Translator)の必要性に納得してもらう(Solution観点)
同DBは市区町村レベルの世帯所得が把握可能
必要に応じて受講生が機能を追加しても良い