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心理療法 1章 こころの探求 ~精神分析~ - Coggle Diagram
心理療法 1章 こころの探求
~精神分析~
創始者フロイト
主なエピソード
大学でブリュッケに師事
共同研究者のブロイエルと出会う
1882年 コカインを治療薬として進め顰蹙をかう
1885年 シャルコーの元に留学
催眠暗示、カタルシス療法
催眠を使わない
自由連想法
を開発
初期の精神分析の概念を確立
1885年「ヒステリー研究」出版
性的外傷体験が病因との見解でブロイエルと決別
1900年 フリースと交友
『夢診断』
『
日常生活の精神病理
』
『性欲論3編』
などを出版
精神分析の基礎理論が完成
エディプス・コンプレックス
を発見
1902年頃フリースから独立
新しい仲間
アドラー、ユングら
1908年 ウィーン精神分析協会を名乗る
考え方の違いによりアドラー、ユングら離反
1917年『精神分析入門』出版
精神分析の理論=メタサイコロジー
無意識
を取り扱う心理学を意味
1923年『自我とイド(エス)』出版
こころの構造論
エス、自我、超自我
自我心理学へ大転換
今でいう神経症圏の症状を
対象とした治療体系
無意識の理論
こころの局所論
意識、前意識、無意識の領域にこころをわけて考える
無意識の解読方法
夢診断
無意識心理学(深層心理学)と
して確立
無意識は加工されて
夢になる
その加工=検閲
その過程=夢の「仕事」
圧縮・凝縮
移動・編成換え(置き換え)
劇化・可視化
象徴化
加工される以前の夢=潜在思考
夢として意識される内容=顕在夢
診断の観点
現実生活と結びついた夢
複雑い加工された夢や強い否定的情動を伴う夢
夢は個別的なもの
失錯行為
病状行為
性の理論
人間の本能が目指すものは
性の満足
「汎性欲説」と批判されがち
実際にはフロイトの性欲はより広い意味
一般的性欲は「性器的」と呼び区別
性欲動(性の本能)
を発現させる力
=
リビドー
自己保存の本能に関連
他者との関わりを求める気持ちに関連
リビドーの発達段階
前性器期
②肛門期
2~4歳の間
排泄に関するしつけが関連
母親からのしつけを想定
肛門性格
③男根期
男根優位
ペニスだけを認め、ペニスを絶対視する心性
3,4~6,7歳ごろ
エディプス・コンプレックス
3要素
同性の親への敵意
罰せられる不安
去勢不安
異性の親に対する愛着
女児はエレクトラ・コンプレックス
母親から父親への愛情遷移
男根羨望
陽性・陰性が存在
①口唇期
自己(快)から非自己(不快)を分離するはたらきが芽生える
アブラハム
口唇サディズム期
口唇期を2期に分割
口唇性格
出生~1歳半くらい
④潜伏期
5,6~11,12歳(思春期はじめ)頃
つまり児童期
知的・社会的関心が増大し、性欲動が相対的に低下
超自我の発達
禁止者としての同性の親の取り込み
⑤性器期
思春期、青年期
性対象との情愛的関係と性器の結合により性欲動の充足
自分と他人との調和
こころの構造論
要素3つ
自我
防衛機制
超自我
イド
ドイツ語:エス
局所論の不足、不適当部分を補足する理論
精神分析の面接
面接構造
(面接の枠組み)
小名木が発展させた考え方
小名木の場合は治療構造論
クライエントの感情のままの行動や退行を阻止
面接者の態度
フロイト的態度
医師としての分別
キュビーは「分析の隠れ身」を提唱
分析的中立性
分析の受動性
精神分析ではこちらが基本
フェレンチ的態度
面接者の積極的・能動的な働きかけ
人間的な温かみ
クライエントのセラピスト間の
力動的関係を元に無意識層を理解する
作業同盟
を元に立ち向かう
過程
抵抗
抑圧(防衛)抵抗
転移抵抗
疾病利得抵抗
反復強迫抵抗
超自我抵抗
転移
陽性転移
陰性転移
転移神経症が起きることもある
逆転移
解釈
洞察を与える
抑圧したものの意味を理解し、
無意識的な心の動きがわかること
「ああそうだった」体験
現在の空想や感情が、幼児期に抑圧したものから
出現していることを悟らせ、
その隠された奥の意味を見出だせるように
クライエントに言葉や説明を与えること
徹底操作
(ワーキングスルー)
解釈と洞察の繰り返しで、
自己理解が拡大し
クライエントに変容がおこること
終結
終わりある分析
終わりなき分析
精神の絶対的な正常は存在しない
双方に負担がかかる治療法
最も適した面接方法であるか吟味する