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復習 (憲法), 高度情報化社会になった今日では行政機関などに個人情報が一方的に収集・管理されていることから、プライバシー権を自己に関する情報をコン…
復習
憲法
自己決定権
一定の個人的事柄につき、
公権力から干渉されることなく、
個人が自ら決定できる権利
認めた最高裁判例は存在しない
①髪型の自由について判断した判例
憲法は私人間に直接適用されるものではないなどの理由で、憲法上の権利か否かには言及せず
②宗教上の理由から
輸血を断る自由について
判断した判例
「意思決定をする権利は、人格権の一内容として尊重されなければならない」
と述べたものの、
意思決定をする権利が憲法上の権利か
否かについては言及せず
信教の自由の内容
①内心における信仰の自由
絶対に侵されることが許されない
②宗教的行為の自由
③宗教的結社の自由
憲法25条1項の規定
判例は、具体的権利を与えたものではない
法が制定されて初めて具体的権利となる
内容中立規制
表現の「時・場所・方法」に着目した規制
表現の内容には着目していない
表現の内容について考慮しないという意味で、内容中立と呼ばれています
表現の発表に対する事前抑制
①21条2項によって絶対的に禁止とされる検閲
②検閲には当たらない事前抑制
厳格かつ明確な要件をクリアすれば、それも表現に対する制約として許容される
※これまで最高裁において、
法令や処分が検閲に当たるとして
違憲無効とされた例は無い。
通信の秘密
手紙や電話などが含まれ、
この秘密を守ることで
表現の自由を
より保障しようとするもの
通信の秘密は絶対ではない
犯罪捜査のための通信傍受に関する法律
営業の自由に対する制約
①消極目的規制
人の生命および身体に対する
危険を防止するための規制
警察的規制
害悪発生の危険性は
裁判所の判断になじむため、
より厳しく違憲審査を
することができる。
②積極目的規制
社会福祉国家的見地から、
経済的弱者の保護を
目的とするための規制
高度な政治的・経済的判断が必要。
政治部門の判断を尊重し、
緩やかに違憲審査をすることとなる
幸福追求権
①一般的自由説
様々な日常的行為も
幸福追求権として
保障されると考える見解
人権として認める範囲が広くなりすぎ、
既存の人権の価値が
相対的に低下するなど
批判
②人格的利益説
ある行為が人格的生存に
不可欠な利益を有するか否か、
という点で
人権保障が及ぶか否かを
判断すべきとする見解
通説
当該行為が
人格的生存に不可欠でないものに対する
審査基準はゆるやかな審査基準にすべき
などとの主張がある
プライバシー権
宴のあと事件の1審判決
定義
私生活をみだりに
公開されないという
法的保障ないし権利
最高裁も基本的にこれに沿って判断
昨今、学説
26条の教育を受ける権利
子どもの学習権を保障したものと解されている
日本国憲法の平等
「法内容の平等」も意味する
高度情報化社会になった今日では行政機関などに個人情報が一方的に収集・管理されていることから、プライバシー権を自己に関する情報をコントロールする権利として広く捉える必要性が説かれている
これを正面から認めた最高裁判例はまだない
外部に現れる以上、一定の制約を受ける