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トゥール・デュ・オー・ムーラン2001 - Coggle Diagram
トゥール・デュ・オー・ムーラン2001
格付けシャトー並み
ボルドー、いや世界屈指の銘醸地サン・ジュリアン村とマルゴー村の間のキュサック村に位置するシャトー・トゥール・デュ・オー・ムーラン。
2003年の格付けでクリュ・ブルジョワからクリュ・ブルジョワ「シュペリュール」に格上げされ、今もなお最高のクリュ・ブルジョワ、と評価されています。
そんなトゥール・デュ・オー・ムーランはロバート・パーカー氏著「ボルドー第4版」にて・・・
●時には格付ワインをしのぐ実力、と絶賛！
しかも今回紹介するのは市場にほぼ出回らないバックヴィンテージ2001年！
ボルドー第4版の内容は2001年までの情報によるので、まさにこのワイン自体の評価、といってもいいでしょう。
クリュ・ブルジョワの中では最も凝縮感と力強さを持つとされており、熟成を経て、まだまだ豊潤さのあるベリー系果実の香りに、キノコや根菜の土の香り、葉巻や乾燥ハーブの複雑さのある風味を持った魅惑の逸品。
畑の売却
そしてこのワインの高い評価にはある秘密が隠されていたのです。
時を遡ること10年以上。当時トゥール・デュ・オー・ムーランは28ヘクタールの畑を所有していました。
そしてのちにグレート・ヴィンテージとして歴史に名を残す2009年。その前の年にあるシャトーに19ヘクタールもの畑を売り渡します。そのシャトーとは・・・
●格付3級ラ・ラギューヌ！
当時飛ぶ鳥を落とす勢いで品質の向上をしていたラ・ラギューヌ。現在ではオフヴィンテージであっても安定したワインを生み出す実力派シャトーとして名を馳せています。
つまりこの2001年のトゥール・デュ・オー・ムーランには、将来的に格付けシャトーを生み出す畑のブドウが使われている、ということ！
2001年クリュ・ブルジョワ最安
そんな格付シャトーに次ぐ評価を受け続けているシャトー・トゥール・デュ・オー・ムーランがなんと、2001年のクリュ・ブルジョワとして・・・
●市場最安級！2021年1月現在）
正直に申してしまえば、2001年でも聞いたことのないワインであれば、もっと安く見つけることはできるでしょう。
しかし！このワインのようにしっかりとした素性、評価、実力を持ったシャトーの2001年を見つけるのは至難の業、といっても過言ではないでしょう！