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チリワインオススメ15選 - Coggle Diagram
チリワインオススメ15選
低価格帯
序文
チリワインと言えば安くて旨い!が合言葉になるほど巷には安いワインがあふれています。中には正直品質に疑問を持つようなワインもありますが・・・
とはいえちゃんと探せば価格以上の満足感を得られるワインがあるのもまた事実。コンビニやスーパーであまり見かけない銘柄もありますよ!
ウンドラーガカベルネ
今となってはチリと言えばカベルネ・ソーヴィニヨンというほどの主力品種。チリカベという略語が生まれるほどに日本でもよく飲まれています。芳醇な香り、濃厚な果実味と飲み応えという分かりやすいおいしさを持っています。特に肉料理との相性は抜群でステーキやチーズにもとっても合うんです。このウンドラーガはチリ最古のワイナリーで名門としても有名で、もちろん品質もよく、コストパフォーマンスに優れています。いやー王道ですね!
アンジェリカカルメネール
厳密にいうと土着品種じゃないんですけどチリの固有品種的なポジションにいるカルメネール。元々ボルドーで育てられていましたが、チリに移植された際にメルローと混合されてしまいました。長い間メルローとして育てられたブドウが実はカルメネールだった、なんて不思議な話ですね。現在では気候の良く合うチリでしかほぼ育てられておらず、濃厚な香り、カベルネ・ソーヴィニヨンと違って、渋みが柔らかくとても飲みやすいワインです。たしかにメルローに似た味わいですね、間違えるのも無理はないかもしれません。
アレスティピノ
チリではピノ・ノワールも育てられています。ブルゴーニュ地方がとっても有名で、世界で一番高価なワイン「ロマネ・コンティ」を生むブドウ品種ですね。基本的に冷涼な地域で育つんですが、温暖なチリでも場所によっては育つんです。ブルゴーニュよりも熟したブドウが出来上がり、よりチャーミングなワインに仕上がります。甘さが際立つと言われるチリのピノですが、このアレスティは程よい酸味が残っており、主張しすぎないバランスの良さを持っています。ピノ・ノワールの新たな魅力発見!
ブエノスディアスSB
シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを合わせるのは旧世界ではほとんどありません。たまに南フランスで見る程度でしょうか。こんな組み合わせがよく見られるのもチリならではでしょうか。フレッシュでありつつもジューシー。しっかりとした酸味を持ちつつ甘やかな果実味。一見相反しつつも、ちゃんと調和するのは同じ地域で育てられたからかもしれませんね。こちらのワインはスペインを代表するワイナリー、クネ社が数あるチリワインから厳選したのがこのブエノス・ディアス(良い一日を!)魚料理から軽めの肉料理まで幅広く料理に合うんです!ぜひお試しあれ!
デルソルSPシャルドネ
チリワインを選ぼうとするとこのくらいの価格帯でレギュラークラスよりもちょっといいワインが買えたりします。いわゆるワンランク上のワインで生産者の考え方によって様々ですが、良い区画のブドウを使っていたり、邸内な醸造を施されていたり、贅沢にもオーク樽で寝かされたタイプがあったりします。まさにこのスーペリオ―ル・シャルドネはワンランク上の味わい、ふくよかな果実味、爽やかな酸味、絶妙なバランス。良質なワインに必要な要素を見事に兼ね備えています。これくらいのクオリティのワインをフランスやアメリカで買おうとすると何倍のお金が必要になるか・・・
中価格帯
序文
いわゆる中価格帯に属する1000円以上のワイン。このくらいの価格帯になるとこだわりの1本やバラエティ豊かなモノが増えてきます。あいかわらずのコストパフォーマンスかつ、満足度の高いもの、だれが飲んでも美味しいと感じられるクオリティを持つものが多いです。ちょっといいワインを飲みたいときに重宝しますよ!
ラ・ホヤ ヴィオニエ
ヴィオニエはフランスではローヌ地方や南フランスでよく見られる品種。華やかでゴージャスな香りや味わいを持ち、少々人を選びますがハマる人はとことんハマる魔性のワインが出来上がります。エスニック料理によく合い、スパイシーな香りにも負けない強い果実味が特徴です。「宝石」という意味のラ・ホヤはグラン・レゼルヴァの名に恥じぬクオリティがあり、それでいてはっきりとした品種特性の出たヴィオニエにしてはかなりリーズナブル。実はローヌ地方のヴィオニエは高価なものが多く、あまり気軽に手を出せるワインではないのです。それがこの値段で飲めるなんて画期的!
エラスリス ソーヴィニヨンブラン
世界中にファンを持ち、愛されているソーヴィニヨン・ブラン。ボルドーブランにも使われ、特に品種特性がよく出ていると言われるニュージーランドのマールボロ産は至高の存在。そんなソーヴィニヨン・ブランはチリにももちろん植わっていて、冷涼地域で育ったブドウで造られるワインは同じ価格帯のニュージーランド産よりもボディが強く、果実味がしっかり、しかもソーヴィニヨン・ブランらしい鮮烈なハーブ香やグレープフルーツ香は健在。人によってはこちらが至高の存在となりえます。このエラスリスというワイナリーはチリの名門中の名門、世界にチリワインを知らしめたともいえる、伝説的ワイナリーです。そのワイナリーの作ったエントリーラインが美味しくない訳がない!当然のごとくコストパフォーマンスバツグン!
ラヴァナル カベルネ
チリと言えばカベルネ・ソーヴィニヨンというのは言いましたが、この価格帯のワインには安いカベルネ・ソーヴィニヨンにはない力強さと芳醇な果実味が魅力。しかもチリには樹齢の古いブドウが存在することは記しましたが、樹齢100年のブドウを使っているのがこのラヴァナル・カベルネ・ソーヴィニヨン。しかもグラン・レゼルヴァの上級ランク。このワインがこの価格で買えてしまうのがチリの凄いところ、驚愕!
タラパカスパーク
実はスパークリングワインなんかも高品質なモノが生産されています。フランスのようにシャンパーニュやクレマンなどしっかりとした区分けがされていないので選ぶのは少し難しかったりしますが、安いものから高いものまで造られています。このタラパカスパークリングは冷涼産地として知られるカサブランカ・ヴァレーで採れたシャルドネを主体にフレッシュでエレガントな泡。チリを代表するワイナリーが作ったスパークリングワインがこの値段で買えるのだから改めてチリワインのコストパフォーマンスに驚かされます。
モンテスピノ
このラベル見覚えのある方は多いのではないでしょうか。チリのプレミアムクラスといえばこのモンテス・アルファ。いまのようにチリワインが盛り上がる前からチリワインの可能性を信じ、当時考えられなかった中高価格帯のワインをリリース。パイオニアでありスペシャリスト、チリワインの今の隆盛はこのワイナリー無くしてあり得なかったとまで言えるでしょう。そんなワイナリーの造るピノ・ノワールはチリの中でも注目されている冷涼産地カサブランカ・ヴァレーとレイダ・ヴァレーに植えられ、濃厚なアロマと果実味があふれたパワフルなワインが出来上がります。
高価格帯
序文
チリに注目しているのは飲む人だけではありません。その優れた気候とワインのポテンシャルに造り手たちも魅了されています。チリには世界の有名生産者が立ち上げたブランドがいくつもあり、超プレミアムワインを造っています。それに負けじとチリのワイナリーも全力を尽くしていいワインを造るという非常にいい循環になっているのです。それではご紹介いたします!
タラパカ グラン カベルネ
高い=美味しい。という図式が必ずしも当てはまらないワインの世界ではチリワインはそういう意味で分かりやすくもあります。同じワイナリーの中でも高級ラインを選べば、その分クオリティが上がってくれる。好みもあるでしょうがおおむねその通りになっています。チリを代表するワインメーカー、タラパカの手掛けるブラック・ラベルもその法則にあてはまります。良い土壌、良いブドウ、良い熟成をしたカベルネ・ソーヴィニヨンは何にも代えがたい魅力を放ち、そして同じくカベルネ・ソーヴィニヨンで有名なボルドーで同じく良いワインを選ぼうとするとどれくらいかかるのか、そこにチリワインの魅力はあります。
アルマヴィーヴァ
メドック格付け1級シャトー・ムートン・ロートシルトとチリの最大にして最上のワイナリーコンチャ・イ・トロのジョイント・ベンチャーが手掛けるチリ最高のプレミアムワインアルマヴィーヴァ。その誕生前にムートンはロバート・モンダヴィと組んであのオーパス・ワンを生み出しています。チリの優れた気候で育まれたブドウとボルドー最上級の醸造技術が出会ったらどうなるのか。考えるまでもありませんね。そしてこのワインの登場によって、チリワインの歴史が大きく塗り替えられただけでなく、世界のワイン地図さえも大きく変わることになったのです。
セーニャ
そんなアルマヴィーヴァと並びチリ最高峰のワインとして語られるのがこのセーニャ。カリフォルニアワインの父、ロバート・モンダヴィと何度も登場しているチリ屈指の名生産者エラスリスが組んで生まれたワインです。ロバートモンダヴィを中心にして考えればアルマヴィーヴァとセーニャは遠い血縁関係にもあると言えそうです。スタイルも似ていることからチリのフラッグシップとしての人気を二分しているように思えますが、このワインたちの切磋琢磨によってチリワインはこれからも成長を続けることでしょう。
マックス シャルドネ
テロワールの鏡と言われるシャルドネ。世界中で愛され、造られている超人気品種です。優れた気候の下で育てられたシャルドネは世界一とも言われることはブルゴーニュで証明済みでしょう。そんなシャルドネが丁寧にチリでワインに仕立てられたらどんなワインになるのか?その答えがこのマックス・シャルドネ。これを手掛けるのがベルリン・テイスティングで世界中のワイン愛好家の度肝を抜いたエラスリス。大手航空会社のビジネスクラスにも採用されるこのシャルドネはフレンチオーク樽熟成の香り高さと生き生きとした酸味、芳醇な果実味が完璧なバランスをとった珠玉の1本です。
ウィリアム・フェーブル シャルドネ
シャルドネと言えばブルゴーニュ、とりわけ古来から人気のあるシャブリを思い出す方も多いでしょう。そのなかでもシャブリ最高の生産者として呼び声高いのがウィリアム・フェーブル。そのウィリアム・フェーブルがチリに目を向けシャルドネで作ったワインがこのグラン・キュヴェ。この値段だと一般的によく見られるシャブリしか買えないのですが、チリワインのこちらは上級キュヴェが買えちゃうんです。ブルゴーニュからのクローンのブドウを使い、贅沢に醸造されるこのワインは樽熟成からくる複雑なアロマ、エレガントな酸、豊かな果実味を兼ね備えています。それがこんなに気軽に手に入るなんてびっくりです!
導入部
チリワインとは
まずはなぜチリワインが注目を浴びているのか、から話していきましょう。ワインの情報だけが知りたいの。って方は飛ばしちゃってくださいね。きっかけとなったのは2007年に実施されたEPA(経済連携協定)で段階的に関税が撤廃されていったことです。元々チリはフランスなどの伝統国に比べ、人件費の安さやブドウの育てやすさで価格面にアドヴァンテージを持っていました。
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ここまでつらつらとチリワインに関して書いてきましたが、実は重要なことはただ一つ
コストパフォーマンスに優れたワインが多いこと!同じ値段を出して買うなら基本的にヨーロッパの産地よりも良いワインが買えることが多いんです!
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あとがき
いかがでしたでしょうか?正直ここには書ききれないほどいいワインがいっぱいあるのでまだまだ伝えたりないというのが感想ではあります。
ここに紹介されているワインだけでなくいろんなチリワインを飲んで魅力に気づいてくれる方がいらっしゃるととてもうれしいです。