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投資信託にだまされるな!(竹川美奈子) 発行:2010.08.05 ISBN978-4-478-01392-2, 現金20%+投信80% …
投資信託にだまされるな!(竹川美奈子)
発行:2010.08.05
ISBN978-4-478-01392-2
銀行や証券会社の窓口ですすめられる投信は正解ではない。
投資家にとってそ損なもの
金融機関にとって得なもの
こんな投信は買ってはいけない
定期預金とセット
高利回りを強調(南アフリカ等の外国債券など)
毎月分配型投信(基準価額が減っていく)
通貨選択型投信
資産分散型投信(手数料が高い、信託報酬に投資先の信託報酬まで上乗せされる)
テーマ型投信(流行りものは設定時がピーク)
リスク限定型投信(リスクではなく利益が限定される)
コストが高い投信は避ける。
投信の主なコスト
信託報酬
保有期間中ずっとかかる
信託財産留保額
解約時にかかる(信託財産に戻される)
販売手数料
購入時にかかる
パッシブとアクティブ
アクティブはインデックスに負ける
コストの高さ
アクティブ(日本株式)平均:
販売手数料2.34%
信託財産留保額0.16%
信託報酬1.38%
インデックス(日本株式)平均:
販売手数料0.8%
信託財産留保額0.07%
信託報酬0.62%
どんな商品を買えばいいのか?
セオリー
4つの資産に分散投資する
日本株式、日本債券
外国株式(先進国+新興国)、外国債券(先進国)
株式と債券は異なる動きをすることが多く、
安定した値動きになる
外国株式、外国債券により分散することにより安定する
外国株式には新興国を加えることによりより分散効果が高まる
預貯金が十分にある人は日本債券を保有しないという選択肢もある
投資方法
(一括か小分けか?)
10年以上長期で投資できる人はまとまった資金で一括購入してもよい
ただし一時的な値下がりに耐えられる必要がある、精神的な負担を減らしたければ一定額を定期購入すべき
年5-6%の運用を目標
グローバルバランス型投信
日本を含む世界全体の株式・債券にまるごと投資(バランス型)
ただしコストに注意が必要(手数料の高いものが多い)
<ローコスト>
・セゾン・バンガード・グルーバルバランスファンド
販売手数料0%、信託報酬0.77%、信託財産留保額0.1%
ただし、銀行や証券会社からは購入できな。個人に直接販売する仕組み。セゾン投信に直接申し込む必要がある。
・世界経済インデックスファンド
住信アセットマネジメント
・マネックス資産設計ファンド
DIAMアセットマネジメント
複数のインデックスファンドを
自分で組み合わせる
・STAMインデックスシリーズ
住信アセットマネジメント
・eMAXISシリーズ
三菱UFJ投信
・インデックスファンド eシリーズ
中央三井アセット
ETF(上場投信信託)を買う
株などを売買する場所である証券取引所に上場された投信
株式と同じように売買できる
国内ETFは出来高が低いため海外ETFがおすすめになる
信託報酬にかかるコストが一般の投信よりも安い
インデックスファンドよりも更に割安、ただし売買手数料や為替手数料もかかるので少額投資だとインデックスファンドよりも割高になる可能性がある
運用方法
人生のステージで異なる
資産形成期:~60歳
分散+積み立て
時間と複利を味方にする
運用しながら使う時期:60歳~
資産状況により冷静に判断
無理に運用する必要はない
むしろ旨い話にだまされないように!
その他
基準価額
基準価額は割安・割高の判断基準にはならない
基準価額の差は運用を開始したタイミングの違いが大きい
同じTOPIXの商品であればこれからの値動きは同じ
目論見書の見方
P-CCAPの法則
Policy(運用ポリシー)
インデックスならその旨が簡単に記載されている
Cost(コスト)
資産規模が大きくなるに従って販売会社の取り分が増えるような商品はおすすめではない
純資産総額が増えた場合に信託報酬を引き下げるような商品は良心的
going-Concern(継続性)
運用期間は無期限が安心
どういったときに運用がストップするか繰上償還を確認
Asset(純資産総額)
安定的に増えていることが望ましい
Performance(運用実績)
投資リスクと運用実績のページを確認
理解できないものは買わない
運用報告書の見方
目論見書どおりか?
Performance(運用実績)
インデックスの場合は連動する指数との乖離が少ないほうが良い
Asset(純資産総額)
安定的に増えているか
Policy(運用ポリシー)
目論見書の方針と比較
今後の投信方針についても記載されている
Cost(コスト)
株式売買比率は1を超えない
超えている場合、資金が流入しているときは良いので資金の流出入も併せて確認
現金20%+投信80%
積極投資
現金50%+投信50%
リスク商品を減らす
「STAMインデックスシリーズ」
本書が誕生のきっかけになった。
その後に続く低コストのインデックスファンドシリーズの流れを推し進めた。
※ETFはもう少し勉強!