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1.数字がわかれば会社がわかる (財務諸表の基礎 (キャッシュフロー(CF)計算書 (営業活動CF (プラスであれば本業の稼ぎでお金が増えている),…
1.数字がわかれば会社がわかる
財務諸表の基礎
賃借対照表(B/S)
左側
資産の部
流動資産
現金・預金
棚卸資産
在庫品
仕掛品
原材料
売上債権
固定資産
土地
建物
設備
投資有価証券
右側
負債の部
将来的に返済する必要があるもの
流動負債
買掛債務
一年以内に返済する必要がある
貸入金
貸入金社債
固定負債
返済に一年超ある
貸入金
社債
純資産の部
会社に帰属する(返済する必要のない)もの
資本金
株主が払い込んだ資金
利益剰余金
会社が稼いだ利益のうち、
配当とか終えたあとに最終的に残ったもの
資金調達をどのように行ったか?
ある一時点の「会社の財産」を一覧にしたもの
損益計算書(P/L)
ある1年間(事業年度)の売上高に対して「費用などがどれくらいかかったか」「最終的に残った利益は幾らか」などを示すもの。
売上高・営業利益
営業利益=売上高ー(売上原価+販売および一般管理費)
経常利益・当期純利益
経常利益=営業利益+営業外収益ー営業外費用
税金等調整前当期純利益(税引前当期純利益)=経常利益+特別利益ー特別損失
当期純利益=税金前当期純利益ー法人税等
キャッシュフロー(CF)計算書
会社の事業年度における「お金の流れ」を表すもの。現金や預金などの「すぐに使えるお金」の増減を計算
営業活動CF
プラスであれば本業の稼ぎでお金が増えている
投資活動CF
基本的にマイナスであることが望ましい(投資している方が成長が見込めるから)
財務活動CF
成長過程→プラス
安定→マイナスになることもある
3つのCFの和がプラスになっていれば、事業年度のはじめに比べてお金が時得ていることになる。
会社を作ってみよう
創業段階の賃借対照表
【スマホケースを作って販売してみる】
必要な経費:50万円
原材料:20万円
加工するための工具・機械:30万円
手元のお金:30万円
足りない分、親戚と知人に借金:30万円
親戚2人に2年後に返す
事業開始から1年経過(損益計算書とCF計算書)
損益計算書
売上高:40万円
ケース1000円×400個
原材料費:16万円
20万円×(400個÷500個)
工具・機械:6万円
30万円÷5年(減価償却)
ネットショップ運営費3.6万円
月3千円×12ヶ月
梱包資材費:1万
親戚と知人から借りているお金の利息:0.3万円
年1%
法人税:3万円
CF計算書
営業活動CF(12.1万円)
減価償却費は元に戻す:6万円
税引前当期純利益:12.1万円
売れてない分の材料費:▲4万円
支払利息:0.3万円
法人税:3万円
投資活動CF・財務活動CF
工具・機械等:▲30万円
貸入:30万円
資本金:30万円
1年後の賃借対照表
現預金:42.1万円
原材料:0万円
工具・機械:24万円
減価償却分ー6万円
在庫:4万円
資金調達手段と財務戦略
事業計画と予算を立てる
ビジネスを始めるための計画
目標販売額
必要な経営資源
人員
設備
予算
どのくらいお金がかかる?
資金調達
短期借入金
日々の事業運営に必要なお金(運転資金)
長期借入金
工場建設やM&Aなど、売り上げの増加までに時間がかかる場合
株式発行
上に同じ
資本金の確保
株式発行
社内留保・利益剰余金
借金
金融機関からの借入
社債発行
借金以外の方法
保有資産の稼ぐ力に基づいて調達
資産の流動化(証券化)
SPCに特許権を譲渡し、
SPCがABS(資産担保証券)を発行して資金調達
リース、セール&リースバック
保有している資産を金融機関などに売却し、売却先から借りる
一旦お金もらって、しばらく払い続ける感じ
事業の稼ぐ力に基づいた調達
M&A
会社同士が合併する
会社が別の会社を買収する
事業の一部を売却する
家電事業・家庭向けエアコン・家庭向け冷蔵庫 こっから事業向けエアコン作りたかったら家庭向け冷蔵庫売って資金にするんや
プロジェクトファイナンス
不振な企業で新規事業を立ち上げるとき、SPCを設立して、この会社の新規事業だっていえば信用力じゃなくて事業の信用力で借りれるかと
資産の圧縮によるコスト削減
資産流動化やセール&リースバックを利用することで資産を圧縮し、支払うコストを減らすことができる。
売掛金や在庫品を減らすことでも資産の削減につながる