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陰陽五行を初心者にもわかるように解説。(IN YOU) (参考 (trans.biz, [IN YOU](https://macrobiotic…
陰陽五行を初心者にもわかるように解説。(IN YOU)
1陰陽五行思想とは
混沌とした世界を系統立てて理解するために、古代中国で生まれた自然哲学の思想
この思想に基づくことで、森羅万象、宇宙の全てを説明できるとされた
発祥は古代中国、紀元前約2500年前、春秋戦国時代に遡る
世界・宇宙・自然を形成するすべてのものを陰陽と「木火土金水」の五行に当て嵌め、そのバランスや関係性をとらえ考え方
書物や流派によって解釈の異なるところもあり、今も研究されている奥の深い分野
陰陽論と五行説は元々別のものだったが、歴史の中で結合された
2陰陽思想とは?
もともと、古代中国の易学の考え方。
例えば
陽:光、昼、熱、南、上、男、動物性、表、生、外、気
陰:影、夜、寒、北、下、女、植物性、裏、死、内、血
全ての存在は、相反する二つの性質を持つものの調和から成り立つという概念
これは、善悪ではなく、バランスの概念であることに注意
大切なポイントは「変化する」点。流動的で普遍ではない
例えば、男は陽で、女は陰
でも子供が生まれれば、親は陽で、子は陰
このように関係性によって、陰陽の概念は変わる
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特徴
消長と転化
わかりやすいのが、陽の長さによる季節の移り変わりである夏至や冬至
基本的には陰と陽どちらかに傾いているが
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互根と対立
例えると男と女
命を育み、育て、発展させていくためには、男だけでも女だけでもダメ
片方が存在しないと、もう片方も存在しないという互いに根を張り合う関係=互根
一方で、正反対の性質持っている=対立
正反対の性質を持ちながら、対立し、互根している
光があるから影がある、上があるから下がある(その反対も然り)
自然界は、このように対立しながら互根して循環している
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人間を「大宇宙の中の小宇宙である」と捉え、人間も自然の法則に従う存在であるという考え方。人体の生理と病理、養生法や考え方などあらゆることに応用してきた
その根本には、宇宙のあらゆる現象は、生まれては消え、そして循環するという考え方がある
日本の節句も、もともと五節句という陰陽五行に基づく季節の習慣からきている。(1月:七草の節句、3月:桃の節句、5月:端午の節句、7月:七夕の節句、9月:菊の節句)
節句は、基本的に奇数の月に設けられ、人間を大切に扱う日という意味があった
自然や人間の生活を形成する季節や方位、また儒教や天文学など学問や音楽など、中国文化の根幹を支える理論として重要なもの
中国の代表的な宗教である儒教・仏教・道教いずれにも、陰陽五行思想の自然観が取り入れられており、それらの影響を強く受けている日本にも、その思想は自然に溶け込んでいる
五行と五臓
五臓と五志は結びついている
東洋医学の五臓という考え方は、身体の生理機能を5つの臓として見る概念
ひとの体の生理機能と五行の考え方を統合し、独自の医学理論へと発展してきた
中国古来の書記「素門」によると
激しい感情の変化は、その感情を司る臓を傷つけると説いている
木 ➡︎ 肝:貯蔵、調整 ➡︎ 怒
火 ➡︎ 心:循環、精神 ➡︎ 喜
土 ➡︎ 脾:消化、吸収 ➡︎ 思
金 ➡︎ 肺:呼吸 ➡︎ 悲
水 ➡︎ 腎:生殖、泌尿 ➡︎ 恐
心が弱ると喜びや笑いがなくなり、肝が弱ると怒りがなくなり気の弱い状態になる
こころとからだは双方に影響し合っている
なんだか調子が悪い、元気がないのに原因が分からないなどというときは、こころとからだの両方から現状を見つめてみて。どこかがSOSを出してくれているのかも。
3五行思想とは、
木:上に横に、枝を広げ成長していくイメージ
のびやかに広がりながら育ち、発展していく特徴
青、東、風、春
火:燃え盛る炎の勢いをイメージ
勢いよく熱を発しながら、燃えて上昇する
赤、南、熱、夏
土:食べ物を育み、生き物を育む。さらに、食べ物や生き物も最後は土に帰り、次の循環の糧となる
巡り巡って受け止めながら、育てていく特徴
黄、中央、湿、土用
土用によって、前の季節が終わり、次の季節が誕生するとされる
金:金属や鉱物のように変化し、清涼する
叩いたり、削ったり、熱を加えることで変化する特徴
白、西、燥、秋
水:山から海へ、高いところから低いところへ下行する
冷たく、下行し、潤す特徴
黒、北、寒、冬
古代中国の自然哲学で、万物は五種類の元素から成り、互いに影響しあいながら、変化し、循環しているという思想
五種類の元素は人間の生活に不可欠な「木火土金水」で、相手を育てる(強める)影響を与える関係を「相生」、相手を弱める影響を与える関係を「相克」という
4相生と相克
自然界を分類した五行には関係性があって、互いに影響しあっている
木が火を燃やし、火が燃えると土を生み、土は金(鉱物)を生み、金は水を生じ、水は木を育てる…
すなわち、木は火の親、火は土の親…と続いていく
これを「相生の関係」という
隣同士の五行は相性が良い(育てる関係)
逆に、金は木を切り、水は火を消し、木は土を吸い、火は金を溶かし、土は水を濁らせる
自分のありのままでいると、相手には強すぎる場合がある
一つ置いた先の五行とは「相克の関係」と言って、一種の緊張関係にある
これは、人間関係の相性に当てはめることもできる。その性質や関係性を理解し、生活や考え方にうまく取り入れることが大事
5まとめ
陰陽説と、色や季節、方角方位など、万物を5つのカテゴリーに分類し、その性質や関係性を解き明かそうとした五行説
この陰陽五行説は大変歴史が長く、書物や流派によって解釈の異なるところもあり、どれだけ漢方治療に用いて見立ての基板にするかも流派によって異なる。
また、全てを陰陽五行説で解明するにも限界がある
陰陽五行説に縛られるのではなく、生活にうまく取り入れ、楽に生きるためのツールとしてとらえる
自分の体調や精神状態、周りとの人間関係など、うまくいかないことがある時に、陰陽五行の視点から今の自分を見つめ直すと、何か腑に落ちる事があるかも。
自分も自然の一部として、もともとどういう性質を持ち、どういった感情に流されやすいのか、客観的に分析する一つのツールとして捉えて、日常に取り入れてみると面白い発見がありそう。
陰陽五行思想は、結局それぞれの事象が持つエネルギーのバランス調整理論であると言える。バランスの取れた状態が最良という実にシンプルな考え方。
参考
trans.biz
[IN YOU](
https://macrobiotic-daisuki.jp/inyougogyo-130914.html
[IN YOU](
https://macrobiotic-daisuki.jp/inyougogyo-2-168419.html
薬読
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