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妖怪 (妖怪とは (【当時の人による存在としての成り立ち】
かつての自然は私たちにとって、豊かな恵みもたらすとともに、恐怖の対象となる存在でも…
妖怪
妖怪とは
【当時の人による存在としての成り立ち】
かつての自然は私たちにとって、豊かな恵みもたらすとともに、恐怖の対象となる存在でもありました。月のない夜は、真っ暗で、闇に何が潜んでいるかも分からないからです。そこは昼間の理性では計り知れない魑魅魍魎(ちみもうりょう)の跋扈(ばっこ)する世界。決して人間が足を踏み入れてはいけない「異界」が存在していたのです。
出典:くらしの良品計画研究所
恐怖心と想像力
得体の知れないものへの
暗闇
【解釈1】
自然と融合した暮らしの中で、河童や狐や狸にまつわる伝説が生まれ、妖怪が生き延びてきたのでしょう。
自然に対して抱く畏怖の思いや感謝の念
人間存在の小ささ、心細さ、得体の知れないものに対する不安などが入り混じり、想像力をかき立てた結果、
生まれてきたのが妖怪という存在なのかもしれません。
私たちが水木しげるや宮崎駿の作品に郷愁を覚え、出てくる妖怪たちに魅力を感じるのは、
美しい自然と、そこで織りなされる豊かな人々の暮らし、そして、現代人が失ってしまった「大切な何か」を、
そこに見出すからではないでしょうか。
出典:くらしの良品計画研究所
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【史実】
古代~中世「教えの一つ」
人知を超えた怪奇現象や非日常的な事象に対して生物・無生物かかわらず、すべてに精霊が宿っていると信じられてきた。
江戸時代「イメージ創作物のモチーフへ」
妖怪の伝承に基づいた「百物語」など怪談会が大流行。伝承や物語をミックスすることが行われ、書籍、すごろくやカルタといった玩具のモチーフに。葛飾北斎や歌川国芳など名だたる浮世絵師たちによって、妖怪はより具体的なイメージとして描かれるようになる。
近代~現代「キャラクターへ」
見た目の固定化・キャラクター化が進み、かつての畏れは和らぎ娯楽の対象へと移り変わっていきました。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪ウォッチ」噂話や世間話などを発端に「トイレの花子さん」や「口裂け女」など、新たな妖怪(幽霊?)が生まれています。
出典:和樂web
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目的
【自身が思う部分】
作品に触れるとその技法や文脈にとても関心を持つ。
なぜ関心を持つのか?
その文脈を構成しているのは人々の営みや生活を感じるからだ。
生活や営みの土壌には当たり前のように自然や文化が存在し、
意識せずともそこにある。
そういった部分に意識的になることで普段の生活に気づきや発見を感じる、
さらにそこに刺激を与えることで、普段見えなかった視点を得ることができる
そういった関心をもつきっかけ作り、導線づくりを行いたい。
きっかけづくり
どうやって
【妖怪を通してもとめるもの】
自然と融合した暮らしをしてきた日本人にとって自然に対して抱く畏怖の思いや感謝の念人間存在の小ささ、心細さ、得体の知れないものに対する不安などが入り混じり、人間の想像力から生まれたのが妖怪という存在。コンクリートジャングルの中で忘れかけてしまっている自然に対して抱く畏怖の思いや感謝の念を再び想起させるような五感をつかった、想像力をかきたてるものをつくる
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幽霊との”違い”は?
1.特定の人に憑く
幽霊は、現世に未練があるまま死んでいった人が化けたもの。
2.足がない
「神霊になった人間は宙に浮いて飛行できる」「仏画の来迎図(らいごうず)に由来」「亡者(もうじゃ)は地獄で足を切られる」など、幽霊の足がない理由はさまざま。はっきりしているのは下半身を消すことで、亡霊というカテゴリーがより鮮明になり、現世とあの世との差別化に成功したということです。
3.生前の姿で現れる
生前とまったく違う姿では、恐怖の効果が半減するため、ごっそりと髪を抜けさせたり、目を腫らしたりして、視覚効果を上げることもあります。
4.決めポーズは「懐手」
江戸時代の「百怪図巻」の雪女は、下腹に右手を当てています。それは人間との間の子供がお腹にいることを暗示する、との説が。懐に右手を入れた幽霊像を描きはじめたのは、円山応挙といわれています。
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