Please enable JavaScript.
Coggle requires JavaScript to display documents.
基礎医学大要 (細胞・組織・概論 (細胞質 (細胞膜 (外界と細胞内を仕切る半透明で選択的透過性がある膜, タンパク質が埋め込まれたリン脂質二重層に…
基礎医学大要
細胞・組織・概論
核
核膜、核気質、クロマチン、核小体からなる
遺伝情報を蓄える器官であり、核膜により細胞質との境界を有する
細胞質
細胞膜
外界と細胞内を仕切る半透明で選択的透過性がある膜
タンパク質が埋め込まれたリン脂質二重層により構成
ミトコンドリア
好気呼吸により酸素を使い糖や脂肪を分解
ブドウ糖と酸素からATPを合成(酸化的リン酸化)
小胞体
粗面:表面のリボソームでタンパク質を合成
滑面:脂肪、リン脂質、コレステロールの合成など脂質の代謝
リソソーム
物質を加水分解して異物を排除
ビタミン・ミネラル不足の症状
水溶性
ビタミンB12
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、ハンター舌炎、末梢神経炎
ビタミンC
壊血病、倦怠感
脂溶性
ビタミンD
くる病(幼児)、骨軟化症(成人)、骨粗鬆症(老人)
ビタミンK
出血傾向、血液凝固異常
その他
亜鉛
味覚障害
鉄
貧血
上皮組織
単層
単層扁平上皮
胸腹膜、血管、リンパ管、肺胞壁
単層円柱上皮
胃・腸の粘膜(小腸:十二指腸・空腸・回腸 大腸:盲腸・直腸・結腸)
重層
重層扁平上皮
表皮、口腔、食道、直腸下部、喉頭、咽頭
重層円柱上皮
結膜
その他
移行上皮
膀胱、尿管、腎盂
多列上皮
気管、気管支、鼻腔
救命処置
状況確認、反応確認、応援要請(AED・119番通報)
呼吸脈拍チェック→胸骨圧迫→気道確保→人工呼吸の順に行う
胸骨圧迫:110回 / min、5cm程度の圧迫
臨床病理
死亡率
悪性新生物 > 心疾患 > 脳血管疾患 > 老衰
アレルギー
I型
IgE抗体の働きによる即時型(アナフィラキシー)アレルギー
処置:アドレナリン注入、気道確保、高流量酸素確保、生理食塩水輸液
例:気管支喘息、花粉症、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎
IV型
抗原注入後24~48 h後に反応最大となる遅延型(ツベルクリン)アレルギー
ヘルパーT細胞が関与
ショック
症状
低血圧、頻脈、皮膚の蒼白、冷や汗、周囲に無関心、脈拍蝕知不能
原因
脱水、心筋梗塞、心タンポナーデ、アナフィラキシー
生活習慣病
糖尿病、脳梗塞などがあり脳出血、心筋梗塞の発症に関係
自己免疫疾患
特徴
重症筋無力症、橋本病、バセドウ病、膠原病、強皮症など
免疫系を抑制するステロイド剤が有効
バセドウ病
甲状腺機能亢進症の1つで、女性の罹患数は男性の4倍
症状
甲状腺腫、基礎代謝増加、心拍数増加、眼球突出
治療法
抗甲状腺剤の投与、亜全摘術、131 I 内用療法
膠原病
結合組織・血管壁に炎症が起きる疾患で、女性に多い
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群
リンパ・血液
一次的(中枢性)リンパ組織
リンパ球の増殖分化の場
胸腺、骨髄
二次的(末梢性)リンパ組織
抗原に対する免疫応答の場
リンパ節、扁桃、脾臓、腸管
多能性幹細胞
リンパ性幹細胞
Tリンパ球
サイモシンの内分泌により胸腺で成熟し、細胞性免疫で働く
Bリンパ球
骨髄で成熟し、分化して形質細胞となり抗体を産生
NK細胞
細胞性免疫を担当する
骨髄系幹細胞
血小板
血管障害部位の止血と凝固促進
骨髄芽球
好塩基球
ヒスタミン不活性化、アレルギー反応に関係
好酸球
ヒスタミン遊離、貪食能、アレルギー疾患で増加
好中球
病原体の貪食、細菌感染で増加、急性期の腫瘍内部で増加
単球
マクロファージ
病原体の貪食
赤血球
脾臓、肝臓など細網内皮系で分解
リンパ液
右静脈角(右鎖骨下静脈+右内頸静脈)
右側の頭頸部、上肢、胸部のリンパ液が右胸管から流入
左静脈角(左鎖骨下静脈+左内頸静脈)
その他の部位からのリンパ液が胸管から流入
腫瘍
良性腫瘍
脂肪腫、血管腫、子宮筋腫
骨転移好発
肺癌、乳癌、胃癌、腎細胞癌
小児好発
髄芽腫、神経芽腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)、白血病、リンパ腫、骨肉腫
感染症
分類
経気道(飛沫、空気)感染
麻疹、風疹、結核、インフルエンザ、ノロウイルス、流行性耳下腺炎
経口感染
リウマチ熱
心臓弁膜の障害やほかの心臓病が発生
食中毒
病因物質は細菌、ウイルス、化学物質、自然毒
細菌:サルモネラ菌、O-157
経皮感染
媒介体感染
接触感染
血液
AIDS、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、ウイルス性出血熱
正常皮膚
粘膜(性感染症)
クラミジア、梅毒、ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋病
HIV(AIDS):性的感染、血液感染、母子感染
垂直感染
AIDS、B型肝炎、C型肝炎、サイトメガロウイルス感染症、風疹、トキソプラズマ症、梅毒
概論
感染成立の3条件
感染源の存在、感染経路の存在、宿主の感受性
予防接種義務あり
麻疹、風疹、水痘、B型肝炎、結核、日本脳炎
胎児・新生児
血管
特徴
中に2本の臍動脈と1本の臍静脈が通るへその緒で胎盤と胎児の肝臓が繋がる
臍動脈
胎盤に静脈血(CO2と老廃物の排泄)を輸送
動脈管(Botallo管)
肺動脈と大動脈をつなぐ
静脈管(Arantius管)
臍静脈と下大静脈をつなぐ
臍静脈
胎児に動脈血(O2と栄養素)を輸送
特有構造
卵円孔
右心房と左心房を交通
絨毛間血液洞
胎盤にあり、ガス交換を担う
骨端軟骨