Please enable JavaScript.
Coggle requires JavaScript to display documents.
パフオーマンス改善のためのGoogle Analytics活用法 - Coggle Diagram
パフオーマンス改善のためのGoogle Analytics活用法
サイト累計によるKGI
KGI:Key Goal Indicator = 重要目標達成指標
目的が明示的に定められていないとKGIは設定できない
Webサイトの目的は一般的に次の6通りに類型化される
コーポレートサイト
企業情報(含むIR情報)をステークホルダー(顧客、株主、投資家、従業員)に知らしめる
KGI例:のべ接触時間
ブランドサイト
特定のブランド、商品について認知、行為、差別化認識を形成する
KGI例:認知度・好感度(アンケート調査)
メディアサイト
ページビューを増やし、a)広告収益を獲得する、b)サブスクリプションモデルで会費を獲得する
KGI例:a)広告収益、b)会員獲得数
リードジェネレーションサイト
お問い合わせ、申し込みなど、顧客のコンタクト情報を取得する
KGI例:お申込数等
ECサイト
物販を通じて収益を獲得する
KGI例:収益
セルフサービスサイト
ユーザー自身で疑問の解消、登録情報の更新を行ってもらう(ことで、コールセンター等の費用を削減する)
KGI例:(住所変更等の)トランザクション数
KPIを正しく理解する
Key Performance Indicator=重要行政評価指数
KGIを要素分解したものであり、施策(=アクション)の進捗を測定する指標
KGI:体重を3キロ減らす
KPI:夜9時以前に夕食を取った回数
KPI:1日の歩数が1万歩を超えた日数
KPI:大盛ランチを頼まなかった回数
GA活用法の3つの要素
1.GAでKGIやKPIを効率よくモニタリングする
2.KGI、KPIの変動要因を素早く特定できる
3.KGI、KPIを改善するような合理的な施策を立案し、実施した施策については効果測定、社内共有をおこなう
KPIとして成立する3要件
<第1要件>KGIに影響(正の相関)を与える
<第2要件>定量的に計測できる
<第3要件>自社で影響を与えうる
コンビニエンスストアのKPI
売り上げをKGIとした場合:売上=来客数×客単価
✔第1要件は満たしている
✔第2要件もOK
第3要件は・・・?
チラシをまく・・・来店客数に影響を与える
来店客数・・・レジにちょっとしたものを置いてついで買いを促す
⇒KPIになりえる
架空の傘メーカーのKPI
KGI=KGI
1.調査の結果、「雨の日数」と「売上」が関連性があると確認できた(第1要件クリア)
2.雨の日数は気象庁のホームページで確認可能(第2要件クリア)
3.雨の日の日数はKPIになりえない
サイトタイプ別KPI例
ECサイト
1.ユーザー数
2.ユーザー別サイト訪問頻度
3.商品詳細イメージ到達率
4.カート投入率
5.カート完遂率
6.平均単価
1×2=セッション
セッション×3=商品詳細ページ到達数
商品詳細ページ×4=トランザクション数
トランザクション数×6=収益
KPI例
ユーザー数
SEO、リスティング広告等で増やす
ユーザー別サイト訪問頻度
シリーズものコンテンツ、メールマガジン
商品詳細ページ到達率
ナビゲーション最適化、サイト内検索最適化、リコメンデーション機能で上げる
カート投入率
写真展数増加、レビュー実装、ディスクリプション改善であげる
カート寒水率
EFO
平均単価
送料閾値リコメンド、関連商品リコメンドであげる
リードジェネレーションサイト
キーとなるページへの到達をファネルのステップとしてセットする
KPI例
2.ユーザー別サイト訪問頻度
シリーズ別コンテンツ、メールマガジン
3.キーとなるページへの到達率
ナビゲーション最適化、サイト内検索最適化、リコメンデーションs機能、サイト内広告で上げる
4.フォーム到達率
キーとなるページの強化
5.フォーム完遂率
EFO
1.ユーザー数
SEO、リスティング広告等であげる
KPI例の算出
セッション×3=キーページ到達数
セッション×4=フォーム到達数
フォーム到達数×5=CV率
1×2=セッション
「キーとなるページ」は「そのページを見るとお問い合わせや申し込み等をしたくなる、説得力の高いページ」と言える
価格ページ
サービス紹介ページ
お客様の声
事例
会社概要
プライバシーポリシー
最もコンバージョンに繋がるページを見てもらった方がコンバージョンがより増加するので、そのページを「キーとなるページ」として定義する。
メディアサイト
サブスクリプション型収益については課金方法が多様なので、一律にKPIを論じるのが難しく、個別のサイトごとに検討する必要がある。
パフォーマンス改善の方法論
コンバージョン数KGI
トラフィック×コンバージョン率
KGIはウェブマーケティングでは、コンバージョン数と呼ばれる
コンバージョン数を増やす方法論としては、「トラフィックを増やす」か「コンバージョン率を高めるか」のどちらか(または両方)といえる。
外部施策
「トラフィックを増やす」方向の施策を「外部施策」と呼ぶ
外部施策を増やす観点
1.コンバージョン率の高いチャネルのトラフィックを増やす
2.有料のチャネルと無料のチャネルがあれば無料のチャネルを増やす
例>サイト全体で9500セッション
メール1000セッション、CVR2%
CVRが高いここを上げたいが、メールは大幅に増やすのが難しい
ソーシャル2000セッション、CVR0.2%
自然検索5000セッション、CVR1.5%
トラフィックが多くCVRも高め。ここを上げよう
PPCセッション1500セッション、CVR1%
どのようにトラフィックを増やすか・・・「トラフィックポートフォリオの最適化」と呼ぶ
内部施策
サイトを改善してコンバージョン率を改善する施策を「内部施策」と呼ぶ
内部施策は、サイト内でのトラフィックをコンバージョンに導く「ボトルネック」と取り去ることがメインになるので、「ボトルネックの発見と除去」といえる
ファネルのCVR改善
改善ポイントを判断するための分析の型
外部施策(トラフィックポートフォリオ)を行うべきか、内部施策(ボトルネックの発見と除去)を行うべきか
外部施策の種類
SEO、SNS、リスティング広告、ディスプレイ広告、リターゲティング広告、メール等
内部施策の種類
LPO(Landing Page Optimization)、回遊性改善(レコメンモジュールの導入、サイト内検索結果の最適化)、PDP最適化(レビューの掲載、画像枚数増加)、EFO(Entry Form Optimization)等
ファネル×セグメンテーション(ビッグファネル)
項目
デバイスカテゴリ、メディア分類、セッション、直帰率、ページビュー数、平均PV、平均セッション時間、新規セッション率、商品詳細到達率、カート投入率、トランザクション数、カート寒水率、収益、コンバージョン率、平均注文額、セッション価値
ユーザー軸のフレームワークとアクション
ユーザー軸の方向性
初回購入ユーザーを獲得する
既存購入者の2回目以降の購入を促進する
ユーザー軸のファネル
広告を見た(が未訪問)>サイトを訪問した(が未CV)>初回CV
2回目CV<3回目CV<4回目CV、
初回購入と2回目以降購入ではまったく異なるマーケティング活動となるため、KPIも変わってくる
2回目以降の購入促進は広告が不要なのに、広告してしまうケースが多い
カスタマージャーニーが必要なのは初回購入者まで
既存購入者に必要なのは顧客理解
GA活用のための10の準備
重要度「高」の設定
除外フィルタの適用
キャンペーントラッキング
utmパラメータ
utm_campaign
キャンペーン全体を識別する文字列
キャンペーン名[2013Summer]
商品名[ipad]
キャンペーン目的[GetNewCustomer]
キャンペーンID[0123]
推奨パラメータ
utm_source
参照元を識別する文字列
Google
Yahoo
Newsletter202004
PressRelease100618
必須パラメータ、推奨パラメータ
utm_medium
キャンペーン種類を識別する文字列
cpc:リスティング広告(検索連動)には必ず利用
email:メール広告には必ず利用
affiliate:アフィリエイト広告には必ず利用
display:display広告には必ず利用
remarketing:displayと区別する場合には必要
推奨パラメータ
utm_content
キャンペーンのコンテンツを識別す文字列(自由に使える)
AdGroup1
Link1
BlueBanner
utm_term
リスティング広告の場合の検索キーワードを識別する文字列
AdWordsの場合自動付与されるため、通常は設定しない
Yahooスポンサードサーチでは、utm_term={keyword}のように利用する
URLとパラメータをつなぐには"?"を、パラメータ同士をつなぐには"&"を使う
http://sample.com/index.html?utm_campaign=newproduct&utm_source=20200401&utm_medium=email
目標登録
何に基づいて目標登録設定するか、次の4つから選択できる
1.到達ページ(サンキューページ)
2.滞在時間
3.ページビュー数
4.イベント
タグ設定が必要なのでこのセミナーでは割愛
eコマース設定
★NN設定対象外
AdWordsとの連携
★NN設定対象外?
重要度「中」の設定
コンテンツグループの設定
ページを一定のルールに従ってグルーピングする機能
サイト内検索
除外URLパラメータ
広告向け機能
Serch Consoleとのリンク
正規表現の理解
エスケープ文字
\
意味:次の文字はメタ文字ではない
^
意味:次の文字で始まる
^/thanks.html
$
前の文字で終わる
/thanks.html$
.(ドット)
任意の1文字
例>"ppc"等3文字で表現されるメディアだけに絞り込みたい
^...$
*(アスタリスク)
直前の文字の0回以上の繰り返し
例>「/index.html」にクエリパラメータ「uid」が付いたページだけにフィルタで絞る
^/index.html\?uid=.*
+(プラス)
直前の文字の1回以上の繰り返し
「/index.html」にクエリパラメータ「uid」が付いたページだけを絞り込みたい。
?(クエスチョン)
直前の文字が全くないか、1回だけある
^/products?/detail.php
[0-9]
任意の数字1文字
自社のIPアドレスが「123.123.123.010]から[123.123.123.019]まであり、それらすべてを内部トラフィックとして除外したい
123.123.123.01[0-9]
[a-z]
任意のアルファベット1文字(小文字)
^R_[a-z]+_2015
|(パイプ)
複数のアイテムのいずれか。or
cpc | organic
()
グループ
主要指標を理解する
「ユーザー>概要」に表示される指標を重要指標と考えてよい
主要指標
ユーザー
ユニークな訪問者(ブラウザ)数。一定期間中の同一訪問者の訪問はマージされ、ダブルカウントされない。一人が毎日訪問してもユニークユーザー数は「1」
セッション
ユーザーの一続きのページ閲覧
セッション終了タイミング
ユーザーの操作がないまま30分が経過
30分経過しなくてもセッションが終わる要素
午前0時の経過
参照元の切り替わり
メディアの切り替わり
キャンペーンの切り替わり
異なったキャンペーンパラメータが付与されたURLの表示
自動タグで計測しているAdWords広告のクリック
新規ユーザー
サイトに初めて訪問したユーザーのセッション
ページビュー数
ページが表示されたのべ回数。セッション中に同じページが表示された場合、ブラウザのリロードなどで同じページが連続で閲覧された場合でも構わずカウントする
ユーザーあたりのセッション
セッションをユーザーで割ったもの
新規セッション率
全セッションにおける「新規ユーザー(新規セッション)」の割合
ページ/セッション
ページビュー数をセッションで割ったもの
平均セッション時間
セッションごとのサイト滞在時間の平均。サイト滞在時間はセッション開始時点のタイムスタンプと、背ションの最終ヒットのタイムスタンプを差し引いて求める
直帰率
全セッションに対する「直帰セッション」の割合
「直帰セッション」とは1セッションで1ページビューしか閲覧されなかったセッション(ページ/セッションが1のセッション)
コンバージョン率
ユーザー>概要にはないが、主要指標の一つ
コンバージョンが発生したセッションの割合で計算
前提:GA上で目標登録されていること
eコマースのコンバージョン率
ユーザー>概要にはないが、主要指標の一つ
全セッションにおける、トランザクション(買い物)が発生した回数の割合で計算される
データモデルの理解
ディメンションと指標の理解
分析の基本形
基本は「〇〇別の××数」
男女別の平均数など
「〇〇別の」というのが「ディメンション」と呼ばれる
レポートの構成
主要レポート
ユーザー
ユーザー属性レポート
地域レポート
行動>新規とリピーター
モバイル
集客
すべてのトラフィック>チャネル
AdWords
Serch Console
すべてのキャンペーン
行動
サイトコンテンツ>すべてのページ
ランディングページ
ページ速度
サイト内検索
コンバージョン
目標>概要
目標>ゴールフロー
eコマース>概要
商品の販売状況
ラストクリックモデル以外でチャネルを評価する
ラストクリックの世界
ユーザーが複数セッションを経てコンバージョンした場合、最後のクリックに紐づくコンバージョンに紐づく
マルチチャネルの世界
アトリビューションモデル
終点モデル
最後の関節モデル
起点モデル
減衰モデル
分析をパフォーマンス改善のアクションに結び付ける
トラフィックが少ない場合
現実のCV率が期待値を超えている
YES
トラフィックは不足していない
NO
コンバージョン率は1%を下回っている
YES
トラフィックは不足しているかもしれないが、内部施策で対応可能と思われる
NO
トラフィックが不足している
トラフィックが少ない場合
考え方
本来はコンバージョン率を十分に高めてから(費用をかけても)トラフィックを増やす方がコスト効率は良い
一方、トラフィックを増やすことが手っ取り早くコンバージョン数を増やすことに繋がったり、データがたまるので、次の施策を打ちやすくなったりする
施策
自然検索トラフィックの増加
SEO
ソーシャルトラフィックの増加
SNSの利用
参照トラフィックの増加
ブログの開始
メールからのトラフィックの増加
メールマガジンの配信
キャンペーントラフィックの増加
広告の実施
リスティング広告
ディスプレイ広告
ソーシャル広告
ユーザーの訪問頻度(ユーザーあたりのセッション)の改善
メールマガジンの廃止
シリーズものコンテンツの投下
直帰率が高い場合
「ベンチマーク直帰率」に比べて10ポイント以上高いようであれば直帰率は悪いと考えられる
ユーザー>ベンチマークより確認
直帰率がコンバージョン率と相関しているかを確認し、相関している場合に重要度の高い施策として優先度を高める
1)次のリンクをクリックし、カスタムレポートを自社のGAのいつも使っているビューに紐づける
https://goo.gl/27mHyS
施策
本質的改善
ユーザーが訪問時に期待しているコンテンツを想定し、期待値に沿ったコンテンツを掲載する
フォーストビュー改善
スクロールしない範囲に、そのページでユーザーが得られるものを記述する/想起させるコンテンツを置く
サイト内ケイン作窓をファーストビューに置く。その際、ユーザーが最も利用しているデバイスを対象におこなう
CTA(Callto Actiion)の改善
ユーザーに起こしてほしいアクション(次ページへの遷移、関連性の高いコンテンツへの遷移、セールの案内ページへの遷移等)を目立つように置く
ページスピード改善
ページの読み込み速度を確認し、遅い場合には読み込み速度を改善する
以下のそれぞれの改善施策に対して複数のアイデアが出てきた場合、Google Optimeize等を利用してA/Bテストをおこなうことも有効
商品詳細ページ到達率が低い場合
カート投入率が低い場合
購入単価が低い場合
キーとなるページを知りたい場合
特集コンテンツのコンバージョン貢献を知りたい場合
ページによる役割を明確化したい場合
商品別の商品力を知りたい場合
個別のユーザーから改善のヒントを得たい場合
ユーザー>ユーザーエクスプローラー
GAで唯一ユーザー単位の詳細が閲覧できる
シナリオが機能しているかを知りたい場合
Webサイトによっては「カスタマージャーニー」を意識したサイト運営でコンバージョン増加を狙っている場合がある
カスタマージャーニーとは
ユーザーが商品、サービス、ウェブサイトを知らない状態から、徐々に知り、関心を持ち、ついには購入し、好きになり、定常的に購入するまでの複数のセッションを「旅」として考えたもの
シーケンス
ユーザーが、一度のセッションに関わらず、各ステップのコンテンツを通過したかを確認する
効果測定と定点観測を効率よく行う
効果測定の意味と利用する機能
効果測定をしないと
施策が成功したのかわからない
施策のどの部分が成功して、どの部分が成功しなかったのか
効果測定を効率よく行うための3つの機能
保存されたレポート
カスタムレポート
アドバンスセグメント
保存されたレポートの利用
カスタムレポートの作成
作成手順
a.タイプ(エクスプローラー、フラットテーブル)の選択
b. 「ディメンション」の設定
c.「指標」の設定
d. フィルターの設定
定点観測
Googleデータスタジオの利用
インテリジェントアラートの利用
メール送信の利用
データのエクスポート