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橋の上の妖怪, 起承転結 (橋で黄昏る高校生の男の子が彼女と会う, 彼女とイチャイチャするが、彼女が人間に成れる時間はどんどん減っていった。,…
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起承転結
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男が結婚を想定して将来の話を持ち掛ける。妖怪としてバレル事を恐れた彼女が、同棲する事を拒否した為喧嘩別れをしてしまう。それ以来彼女を見ることが出来なくなってしまった。彼女を一生懸命に探す男だけが橋に残される。
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ある日、橋の上に住む妖怪がいた。
彼女は寂しさから力を使い、毎日橋を通る高校生の男の子に姿を見せた。
うぶな男の子はすぐにその彼女に恋心を抱くようになり、毎日橋の上で暗くなるまで話をするようになった。
力の弱い妖怪の彼女は人に姿を見せられる時間が段々と減っていき、体調を理由にして帰るようになった。
ある日、男の子は彼女に愛の告白をする。
とても嬉しく思った彼女だったが、相手を騙しているという罪悪感と、もう化ける力が殆ど残っていない事からはぐらかし
体調を理由に帰ろうとした。
そんな彼女に男の子は嘘をつかれていると感じ、激怒した。
一生懸命否定しようとする彼女だったがもう人に化ける力が無くなってしまい、
男の子には彼女の姿は見えなくなってしまった。
暗い中、必死に彼女を探す男の子だったが、もう彼女の姿を見ることは出来なかった。
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時は流れ
大人になり、スーツを着た男の子が
昔のように橋の上で夕日を見ながら横にいる彼女に語りかける。
その横には当時と変わらぬ姿の彼女が
幸せそうに寄り添っているのだった。
終わり。