ロルフィング講座

セミナーをしようとした経緯

ちまたの筋膜リリースは解離している

理学療法でリハビリしても帰ってくる人がいる→ロルフィングに出会う

ロルフィングとは

元々は身体構造統合法

ロルフインスティテュート

トーマスマイヤースの学校

ハワイにギルド

ホメオパシーやヨガピラティスなどのボディーワークに幾何学的な概念をプラスしたもの

60年くらいの歴史がある

ロルフィング=筋膜リリースだけではない

ロルフィングの目的は重力とのバランスを取ること

ロルフィングの効果

呼吸・自律・神経ホルモンバランスなどの生理的システムが整う

肩こり腰痛などの痛み不調を根本解決

ロルフィングBefore&After

内臓系・中心軸

表層

中心軸・手足のバランスを整え統合する

筋膜とは

中胚葉からなる結合組織

筋肉だけではない

身体の空間を構築する組織

鳥の皮を剥いだときの膜だけではない

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全て筋膜

メソッドを理解するにしても身体の組織や全体像を理解することは大切

中胚葉からの発生

皮膚と神経系は同じ外胚葉から発達

人の体に触れている時点で神経システムに影響を与えている

トレーナーはその意識を持って丁寧に触るべき

中胚葉からは結合組織(筋膜)が発生

間葉細胞の特徴は接合部がない(中胚葉が接着点)

内臓系と神経系は筋膜と通じてコネクションを持つ

細胞外基質に待たされている

腱や靭帯(97%コラーゲン繊維=密度があり硬い)のような一方向性にしか圧がかからない

筋膜組織は圧やテンションによって組織の方向性が生まれて発達していく(人によって走行パターンは違う)

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筋肉は走行に合わせてアプローチするけど、筋膜層は様々な方向に沈ませて抵抗方向にベクトルをかけながら変化を待つ(直接法)

1,2ヶ月の胎児から発達していく→大人になっても影響する

既往歴・ヒステリーと痛みはリンクする

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筋膜の組成

筋膜は60%を水分、液状の流動性がある組織

コラーゲンはストレスに対して長さや向きを適切に調整

エラスチンは血管の50%、弾力性、ストレスを元に戻すエネルギーを貯める

基質は水と相性がいい

運動の摩擦を減らす、組織のみずみずしさを蓄え、自己再生、拡散、輸送させる働き

細胞質基質と細胞外基質の2種類

細胞外基質の中に細胞が浮かんで、細胞間のつながりを保持し、位置感覚を持てている

全ての細胞には適度な圧が必要(細胞外基質の流動性が必要)

筋膜の機能障害により水分量が減り、コラーゲンが増幅するとダメ、ロルフィングで神経的なサイクルの循環させることが大切

じっくり優しく徒手することで感覚受容器を刺激して神経系の循環を活性化させることが目的

筋膜の癒着を剥がすには800kgの力を加えないといけない=間違った考え方

体重の20%が細胞外基質

コラーゲン繊維の密度と方向

浅筋膜は緩く・不規則性

コラーゲン繊維の量によって密度や方向性が変わる

内臓筋膜は不規則性

主観では腎臓などの筋膜は不規則

主観では心筋膜や胸膜などは規則性

腱膜は不規則

腱は規則

テンセグリティ構造

張力と圧縮のバランスによって支えられている

例 テントの張力によってポールのバランスが変わる

神経やリンパなどにも影響を持つ

感覚器官としての筋膜(外受容)

どこか一箇所が崩れると全体の空間バランスが崩れる

固有感覚受容器は関節包・靭帯等の構造内に存在

ストレスが運動制御や姿勢制御を行わせている

筋膜には筋肉や靭帯より10倍の固有感覚受容器が存在する

運動療法を生かしていくためにも徒手療法が大切

固有感覚受容器の多くは深層筋膜や中隔、骨膜に存在

一つの筋肉が収縮する時隣接する組織に20%〜30%のストレス

問題の組織を把握した上で、広いエリアでワークする必要性がある

筋膜のストレス伝達(SLR)ハムストリングスの張力が100%の場合、長脛靭帯240%、胸腰筋膜145%、腓腹筋腓骨筋103%アキレス筋100%、反対側の胸腰筋膜45%,測定筋膜26%

ハムストリングスのストレッチでハムストリングよりも張力がかかっている筋肉がある

感覚器官としての筋膜(内受容)

エビデンスは薄いけど海外では注目

内蔵的な感覚だけではなく生理学な感覚

自由神経終末が刺激→島皮質がアクティブに

メンタル的な不安と相感有る?

ロルフィングから感情や動機付けの面が刺激→行動変容を生む可能性

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筋膜層

表層筋膜は8割脂肪細胞で構成

アナトミートレインは深層筋膜・筋肉にフォーカス

アナトミートレインは人工的なラインなので、筋膜の全てではない

つながりが強いので問題点を抽出して再評価しやすいのが特徴

表層筋膜に比べ深層筋膜は規則性が生まれ方向性もはっきりしている

腱は規則性・腱膜は不規則的

骨膜は組織が強い

深層筋膜には感覚受容器が多い

表層筋膜には触覚繊維、中枢系とも繋がり、ノルアドレナリンを出し、交感神経を活性化

深層筋膜は密度が濃く硬い

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顎から頸部や肩の繋がり(顎関節が肩にも関係する)

筋膜と神経・脈管系

表層の筋膜や静脈は浅リンパ管と関係

深リンパ管は深層筋膜と関係

坐骨神経内・外にも筋膜繊維が沢山ある

末梢神経系だけではなく、自律神経系と関係する

胸腰筋膜にも交感神経繊維が含まれている

表層と深層に交感神経の繊維

内蔵系の筋膜には自律神経系の繊維が含まれている(2017年の研究)

筋膜の立体的イメージ

バックの中に小さなバックが入っているイメージ

表層筋膜は皮下脂肪と表層部・深層部とを付着する筋膜屈筋したい、四肢に広がる

軸筋膜は前後に分かれ前・後軸筋膜

髄膜筋膜は脳硬膜・脊髄硬膜にフォーカス、呼吸中枢と関係横隔膜と骨盤底筋が同調、小脳テント(小喉頭直筋と繋がり、大脳窯や脳脊髄液・静脈循環と関係)と胸膜前後も同調

内蔵筋膜は口から肛門までをつなぐ、横隔膜で上下に分けられるが一つの繋がり

首での例

表層筋膜(僧帽筋・胸鎖乳突筋)

軸筋膜(舌骨下筋・金環中隔)

後部(頸長筋・斜角筋・板状筋・金環中隔)

内蔵筋膜(甲状腺・気管・食道)

内視鏡レベルの動画

筋膜が液状の組織であることがわかる

テンセグリティ構造

筋膜リリースで組織を損傷して、筋膜組織を戻していこうというのは繋がりを無視してしまっていることに…。血液やリンパ系の循環や神経も含まれていることを忘れず!

筋膜リリース

筋膜へのアプローチによって可塑性を生む

筋膜に機能障害を持っている時、基質の量が減り、筋膜中の水分量が減り、疎水性のある繊維の量が増えると筋膜が固体状に=組織のゲル化

圧刺激による高密度化した筋膜の基質をゾル化してコラーゲン繊維をリリース

Dr.Schleipの首の筋膜への手技で交感神経系から副交感神経系が優位になる

体液的変化 手技的介入→感覚受容器→中枢神経→結合組織→組織の触感変化→手技的介入の循環

求心性の刺激→遠心性の刺激

股関節の屈筋が機能不全→腰痛(腰痛解消のためスクワットからやるのは危険)

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交感神経の活性化により炎症や酸化に繋がる

システム的変化 視床下部(自律神経系の中枢)にも影響

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深層にストロークをかけるにしても、皮膚や表層の筋膜にアプローチする気持ちで、神経系にアプローチするように

基本原則

強く押すと筋抵抗

深くじっくりが大事

片栗粉と水で深くじっくり沈めるやり方をトレーニング

抜くときもゆっくり優しく

片栗粉400g水300ml

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