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構音訓練 - Coggle Diagram
構音訓練
言語聴覚士さんの見地
感覚器における機能改善というより、現在の口腔器官の状態における運動学習がメイン
構音点(歯茎)がズレているわけで無ければ、構音様式の対比(摩擦-破裂)の反復になる
系統的に構音訓練を進める際の方法①音素・音節の実現
②無意味音節(歯茎音であれば/a:sa/など)サア・アサ・アサア
③単語(一般に語頭-語尾-語中の順に難度が上がります)サイ・朝・機材
④短文の音読
➄会話場面での使用
リハビリでの流れですので、難度の目安としていただければと思います。
意識下の構音の方が明瞭にはなるかと予想されます。
一般的に訓練のゴールは、無意識下にあたる日常会話場面への般化
そこを踏まえて、会話場面まで訓練をするか、歌唱中に焦点をあてるのかは検討
④の短文の音読についてですが、リハビリでは構音ドリル等を用いる他、市販の滑舌ドリルを用いることもあります。
ゴールを歌唱に見据える場合には、歌詞を教材として音読することも有効
ご本人が普段から困っているのか歌唱時に問題意識を感じているかで変わってくるかと思います。
理学療法士さんの見地
表在神経に何らかのエピソードが起こった
s行では舌尖を上顎に限りなく近づけ、上顎の粘膜の表面上を急速に通過する空気の流れを粘膜に分布する表在神経で感じ取り、舌の移動量や発音時の舌の位置を決めます。
手術前まで使っていた"空気の流量センサー"を切除すると「舌をどれくらい動かせばいいのか」が判断できなくなる
この辺りの神経は破格が多く、粘膜の切除時に表在神経を100%回避することは難しい
①「su-tsu」の発音の反復を弱い音から強い音まで出す
②s行の全ての音で"吸気" での破擦音を出す
③舌の前後に動かし動かし、アゴの下の力を抜かせる
口腔内手術による構音障害
上顎から肉を切り取り、下前歯茎への移植
S,Zが言いにくい(歌唱時)