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速読で英語長文がスラスラ読める?英語速読5つのポイントとは - Coggle Diagram
速読で英語長文がスラスラ読める?英語速読5つのポイントとは
<h2>英語で速読にチャレンジする前に知っておくべきこと</h2>
最初にやるのは「英語を速く読む目的を明確にすること」
こまかい目的は人それぞれ
ただ誰にでも共通するのは、文章を速く読めるようにして、英語に触れる回数を増やすことが目的。
母国語ではない英語を効率的に習得するには、反復学習が重要
知らない表現や単語は1回読んだだけでは、すぐに忘れてしまいます。何度も繰り返すうちに、記憶できる量が増えていく
ちなみにウォータールー大学の研究※によると、24時間以内に10分間→1週間以内に5分間→1カ月以内に2〜4分間、計3回〜19分間復習するだけで、最初とほぼ同じ記憶量を1カ月間維持できるそうです。
とはいえ、テキストブック1冊を1カ月以内に3回読むのは、普通はなかなかできない
しかし速読を身につければ、1日に3回読むことも可能
※UNIVERSITY OF WATERLOO「Curve of Forgetting」
https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting
またもう少し具体的にいうと、TOEICや受験に出題される英文を速く読み、好成績を取りたいという現実的な目的をもつ人が多いのではないでしょうか。
そのためにも必ず英語の速読をマスターするという固い意志をもつことが重要です
英語での速読スピードの目安
まず英語のネイティブの読書スピードですが、ミズリー州立大学Ronald P. Carver教授が学生を対象に調査した論文によると、きちんと内容を理解する通常の読み方の場合で分速約300ワード
4択などの選択問題を読むときは、分速約200ワードが標準スピード
※ワードは1単語という意味なので、日本語の文字数とは単位が異なります
そうなると気になるのが、「ノンネイティブがどのくらいの速さで読めればよいのか」ですよね。
アメリカの別な研究によると、英語を母国語にしない人の読書スピードは、分速約250ワードだそうです。(知らない言葉がない場合)
思っているよりも速いと思いませんか?
ただ知らない単語や文法が含まれる文章を想定すると、当然250ワードよりは少なくなります。
おおよその目安ではありますが、1分間にだいたい200ワードを目標にするのが、現実的ではないでしょうか。
日本語で文法と読解基礎を身につけるのが先
英語で速読ができればたしかに大きなアドバンテージですが、まずは日本語で文法と読解基礎を身につけるのが最優先になります。
なぜなら、脳は既知の情報しか素早く処理できないからです
普通に考えれば、まったく知らない言語は、速くどころがゆっくりでも読むことはできません。
とはいえ第二外国語である以上、わからない言葉がまったくない状態までレベルを上げるには相当大変です。
しかしそこまではムリとしても、ざっと読んで大意が取れる程度の英語力は身につけておく必要があるでしょう。
英語での速読に必要なスキルについては、のちほど詳しく解説します。
英語で速読ができるメリット
TOEICのリーディングセクションが時間内に終わる
英語で速読ができるメリットとして、TOEICのリーディングセクションが時間内に終わることをあげる人は多いでしょう。
最近ではとくに、Part7「長文読解」の難化傾向が著しいです。TOEICスコアが800点以上の人でも、最後の10〜20問に取りかかる時間が足りずに、いわゆる「ぬり絵」になってしまう人が続出しています。
速読で1問あたりにかかる時間を短縮できれば、見直しする時間も取れますし、当然高得点が期待できるでしょう。
一般的にTOEICのリーディングセクションを時間内に解くのに必要なスピードは、最低でも分速150ワード以上といわれています。
TOEICは毎回少しずつ難易度が異なりますので、できれば分速200前後を目指したいところです。
仕事や授業に必要な資料を大量にリサーチできる
英語で速読ができると、日本語のWebサイトだけでなく、英語のサイトからフレッシュな情報を大量に入手できます。
「ググる」という言葉があるように、わからないことがあれば、まずグーグルで検索するのが、今や当たり前になりました。
しかしほとんどの人は、日本語のサイトしかチェックしません。というか、できません。もちろん英語が読めないからです。
世界のインターネットでもっとも使われている言語は英語で、全体の約26%を占めています。
対して日本語のサイトは、わずか2.6%。
つまり英語で情報が取れれば、ほかの日本人よりも10倍もの膨大な情報にアクセスできるのです。さらに読むスピードが速ければ、これは本当に大きなアドバンテージではないでしょうか。
※画像をつかう
多読学習が効率的におこなえる
目的の項目でもお話ししましたが、英語が上達するには「いかに英語に触れる量を増やすか」が大きなポイントになります。
そのためには、なんといってもたくさん文章を読むのが一番効率的です。
ちなみにベネッセコーポレーションのデータによると、高校生の平均的速読スピードは分速75ワードだそうです。冒頭に目標とした200ワードまで速読能力をあげれば、なんと3倍の本を読めることになります。
今現在、洋画やドラマ・YouTubeなどを使って勉強している人も、ぜひ一度英語速読にチャレンジしてみる価値はあると思いますよ。
【英語】第2言語で速読ができるようになる5つのポイントとは
1.とにかく語彙力を増やす
リーディングの基本は、やはり豊富な語彙力です。よくわからない単語は推測して、いちいち辞書は引かないという人もいますが、それはわからない単語が少ない場合です。
1ページに知らない単語が10個以上もあれば、虫食い状態になってしまい推測にも限界があります。
語彙数が8,000〜10,000くらいあれば、本を読みながら単語を覚えていくのも有効ですが、まずは単語帳で基礎的な語彙を身につけるのが、結局は早道です。
また一般的に、話し言葉よりも話し言葉は複雑
「take up(〜を取る)」なら「occupy」が用いられる
こういった言い換えもしっかりと覚えておきましょう
2.英語の語順を理解する
初心者が英語につまづく最大の原因が、英語と日本語の語順の違いといわれている
だから最初の段階で、しっかりと英語の語順をマスターしておきたい
日本語は「が・お・に・の・を・と」といった助詞により、主語や述語の順番を比較的自由に動かせる
一方で、英語に助詞は存在せず、語順で意味をつくる
したがって英語では、「主語+述語+目的語」という語順が基本になります。
※目的語ではなく、補語や装飾語が入る場合もある
私は新車を買った
別に「新車を私は買った」でも成立している
英語の場合、「I a new car bought.」でも「A new car I bought.」
でもなく、必ず「I bought a new car.」にしかならない。
リーディングにおいては、この語順を守ることが非常に重要なことをしっかりと頭に入れておきましょう。
3.スラッシュリーディングで練習
前述の通り、日本人にとって、英語を英語の語順で読むのは、決して簡単ではない
日本語を読む感覚から、英語の語順の読み方にシフトするためには、「スラッシュリーディング」がオススメ
スラッシュリーディングとは、文字通り「/(スラッシュ)記号」を使い、英文を意味ごとに区切って読む方法
元々は、聴くと同時に訳す同時通訳者のトレーニング
日本語は文末まで読まないと意味が取れないため、慣れないうちはどうしても「返り読み」をしがち。
Have you seen / Jack / recently? No,I haven't, / but I'm meeting / him / next Wednesday.
あなたは会った/ ジャックに / 最近? いいえ、会っていません /しかし、私は会います / 彼に / 次の水曜日に。
4.英文構造を理解する
前述の語順とも大きく関係してくる話ですが、日本人が英語で速読をしたいのであれば、やはり英文の構造についてある程度知っておいた方がいいでしょう。
といっても中学で習うレベルで、ひとまず十分です。
英語は大きく5文型に分類される
第1文型:「S+V」主語+述語
第2文型:「S+V+C」主語+述語
第3文型:「S+V+O」主語+述語+目的語
第4文型:「S+V+O+O」主語+述語+目的語1+目的語2
第5文型:「S+V+O+C」主語+述語+目的語+補語
ここでは内容について詳しい説明はしませんが、型がわかると文章を当てはめていくだけなので、理解度のスピードは間違いなくアップするでしょう。
ただし実際には、文型の要素には含まれない、副詞のような「装飾語句」が混ざってきますから、やはりたくさん文章を読み、文型に慣れていくしかありません。
世界中で5文型を重視しているのは、おそらく日本だけです。そのため5文型は必要ないという意見は昔から根強くあります。
しかし語順が根本的に違う日本語を母国語にする私たちは、5文型の概念は知っておいた方がスラスラと読みやすいのではないでしょうか。
できればしっかりと抑えておくことをオススメします。
5.長文読書体力をつける
英語を読むのが苦手な人は、英語が理解できないというよりも、そもそも長文を読む「読書力」が足りていないことが多い
こういうタイプの人は、じつは日本語でも本を読むのが苦手だったりするもの
おそらくこれまでに読んだ長文といえば、試験の長文問題くらいしかないはず
ちなみにTOEICパート7のダブルパッセージの文字数で、おおよそ1,000〜2,000文字前後だと思います。
一方英語のビジネス書になれば、最低でも200ページ以上・数万ワードになるだろう
ちなみにベストセラー「Rich Dad, Poor Dad」(金持父さん貧乏父さん)の場合、288P・61,480ワードもある
つまりほとんどの人は、本当の英語長文を読みきったことがないということになります
長文読書体力が足りないと感じたら、自分のレベルより少しやさしいレベルの本を、できれば辞書なしで一旦読み切るトレーニングが有効
目的はあくまでも長文を続けて読み続けることにあるので、「ペンギンリーダーズ」や「ラダーシリーズ」といった、レベル別の本がよいでしょう。
参考:
https://www.penguinreaders.co.uk/
参考:
https://www.ibcpub.co.jp/ladder/
右脳速読法「瞬読」が英語学習に効果的な理由とは
イメージで覚えるから忘れにくい
眼筋を鍛える一般的な速読と違い、右脳を活用する速読法「瞬読」の場合、文字をイメージに変換して覚えるので忘れにくいという大きなメリットがあります
通常読書は言語を司る「左脳」でおこないます
本には文字しか書かれていませんが、文字による描写を瞬読では右脳でイメージ化して脳に記憶させます。
文字は記憶から呼び出すのがむずかしいのですが、映像は比較的容易に引き出せます
「右脳で覚え、左脳で思い出す」この左右の脳を両方活用するところに、瞬読メソッドが「速く読めて忘れにくい」といわれる所以があるわけです
アウトプットのスピードがアップ
瞬読により右脳が活性化すれば、アウトプットのスピードが格段にアップ
英語はインプットしかやらなければ、読めるようにはなりますが、話せるようにはなりません。「読む・話す・聴く・書く」という4技能は異なるスキルだということを、しっかりと頭に入れておきましょう。
よく「TOEICで900点を越えていても喋れない人がたくさんいる。だからTOEICは意味がない」という話を耳にします
しかしこれは、単純に読む・聴くというスキルに偏重した勉強をしてきただけで、決してムダにはなっていません。
すでに大量のインプットが完了していますから、話す・書くといったアウトプットのトレーニングをおこなえば、すぐに結果が出るはず
インプット同様、アウトプットのスピードもアップしているので、バランスよく英語の習得ができます
反復練習をおこなう力がつく
右脳速読法「瞬読」をマスターすれば、読む時間が短縮でき、これまでと同じ時間で何度も繰り返し反復練習がきます。
かりに1冊5分で読めるとしたら、15分で3回も反復できるわけです。前述の通り、人間の記憶は短期間に復習するほどに記憶が定着しやすい
特に最初の24時間以内に10分以上の復習をすることが、非常に重要
英語の得意な人はそういう記憶定着のしくみを知っているので、同じ参考書や問題集を最低3周、多ければ10周程度は繰り返します
瞬読で速く読めれば、1時間もかからずに10周できてしまいます
反復に時間がかからない分、圧倒的にインプット量が増えるのが、右脳速読法の大きなメリットです