速読 記憶力

最初に知っておくべき速読のしくみ</h2>

速読の種類

一般的な速読と瞬読の違い</h3>

速読はどのくらいでマスターできるのか</h3>

記憶力のメカニズムも知っておこう</h2>

記憶の3ステップとは</h3>

記憶容量に上限はあるのか</h3>

短期記憶と長期記憶</h3>

復習を早くやるほど記憶効率はアップする</h3>

右脳速読法「瞬読」で記憶力がアップする理由</h2>

文字ではなくイメージで記憶するから</h3>

反復回数が圧倒的に多くなるから</h3>

速読で記憶力をアップさせるコツ</h2>

興味のあることは覚えやすい</h3>


東京大学の池谷教授によれば、興味と感情が記憶を促進させるそうです。


海馬の隣にある「扁桃体」が活動すると神経細胞の結びつきが強くなります。


この働きは「繰り返し」により増幅されるのですが、シータ波が出ると、繰り返さなくてもよくなる


ではシータ波はどういう状態のときに出るかというと、楽しいこと・ワクワクドキドキすると出てくる


つまり興味のあることをやっていると、記憶力がアップするわけです。

知識をグループ化して定着力をあげる</h3>

記憶したことをアウトプットする</h3>

復習と新規学習を並行しておこなう</h3>

ひとことで速読といっても、ベースとなる考え方によって大きく3種類に分類されます



眼筋を鍛えて目を速く動かす方法
読み方を速くする方法
右脳を活用する方法

1.眼筋を鍛えて目を速く動かす方法


一般的に速読といえば、この眼筋を速く動かす方法をイメージする人がほとんどでしょう。


古くからおこなわれている方法ですし、実績もあります。ただし、一生眼筋を鍛え続ける必要があるので、挫折者が非常に多いのが難点です。

2.読み方を速くする方法


本をざっと読みながら、重要なポイントだけを抜き出していく読み方で、スピードを稼ぐ方法もあります。


いわゆる「飛ばし読み」「斜め読み」です


本の内容で本当に重要なのは数%といいますから、こういった読み方もある意味理にかなっています。ただどこを飛ばすかという基準が明確ではないため、どうしてもうっかり大事な部分を抜かしてしまう可能性はすてきれません


3.右脳を活用する方法


最後が右脳を活用する方法です。私ども瞬読もこの右脳を活用する速読法に分類されます


眼筋をムリにトレーニングすることなく、右脳で文章をイメージ化して素早く脳に取り込んでいくのが特徴です。


前述の通り、従来の速読法と右脳速読法「瞬読」は、ベースにある考え方が根本的に違います。


どちらが優れているというわけではありませんが、従来の眼筋を鍛える方法はとにかく挫折する人が多い


一方、瞬読は、眼筋のトレーニングは一切おこないません。


その代わり、右脳で文章をイメージ化するトレーニングをおこないます。


文章のイメージ化と聞けば、なにかむずかしそうに感じるかもしれません。しかし普段の生活でも当たり前にやっていること

「今日晩ごはんなにを食べに行く?フランスレストラン?それともお寿司にする?」


こういう質問をされたら、あなたはドレスを着てフランス料理を食べている自分と、トロに舌鼓を打つ姿を瞬時にイメージしているはずです


このように、文章よりも映像の方が、脳の処理速度は圧倒的に速い


右脳のイメージ能力と左脳の言語能力をバランスよく活用するところに、右脳速読法「瞬読」のすごさがあります

速読をマスターするまでの時間は人それぞれ


瞬読の場合も、人によって習得時間は大きく異なります
ただ最低でも、2時間の体験レッスンを受講した人のじつに99.3%が、読書スピードを2倍以上にアップさせている


なかには7時間半のトレーニングで、分速40万字以上読めるようになった小学生もいます。


そのほかにも、3時間のトレーニング後に分速数千字、10時間のトレーニングで分速1万文字を達成するレベルの人がたくさんいる


それくらいイメージ化の威力はすごい


「記憶力」すなわち、ものごとを覚える能力は、どのような流れで発揮されるのでしょうか。東京医科歯科大学「朝田隆教授」によると、記憶は上記の3ステップを経てつくられるそうです。


トップに図を入れる


【第1ステップ】脳が情報を受け取る
【第2ステップ】情報を脳内に保つ
【第3ステップ】必要の応じて記憶を呼び出す


脳は大きく「大脳」「大脳皮質」「間脳」「脳幹」「小脳」「海馬」などで構成されていますが、このなかで記憶に大きく関係しているのが、「海馬」と「大脳皮質」です


目や耳を通じて得た情報は一旦「海馬」に保存されます
そのなかで繰り返し入ってきた情報だけが、大脳皮質に送られて長期的な記憶になるわけです。

まず結論からいうと、記憶容量に上限はあります。ただしアメリカのテリー・セチノウスキー教授が発表した論文によると、その上限はこれまでの定説の10倍にも当たる「1ペタバイト」もあるそうです


1ペタバイトといえば、およそ100万ギガバイト
512ギガバイトのiPhoneで換算すると、約1,953台分


もちろん、1ペタバイトは潜在的な能力であり、常に全開で使えるわけではありません。それにしても、自分が考えている以上に脳の記憶容量は大きいということを、知っておいて損はないでしょう。


参考:https://www.salk.edu/news-release/memory-capacity-of-brain-is-10-times-more-than-previously-thought/



Memory capacity of brain is 10 times more than previously thought


SALK NEWS

前述の通り、記憶には短期記憶と長期記憶があります。速読で重要になるのは主に長期記憶ですが、記憶の種類についてもしっかりと押さえておきましょう。


厳密に記憶の流れをみると、外部から取り入れた情報は、まず「感覚記憶」が保持します。ただし保持期間は数秒間なので、すぐに忘れてしまいます。


そこでとりあえず重要だと感じた情報は、海馬が司る短期記憶へ移行


保持期間は数十秒が限界で、電話番号や住所をメモをする間くらいの時間だけ覚えていられるのは、この短期記憶によるものです


短期記憶のなかでとくに重要なことや、繰り返された情報は、次に長期記憶に送られます。


長期記憶になれば、年単位で記憶が可能ですから、いかにこの長期記憶に送り込めるかが、速読の鍵になります

記憶を定着させるには復習が不可欠です。


「エビングハウスの忘却曲線」という有名な研究によると、復習をおこなう時期によって復習する際の思い出しやすさ(節約率)が大きく異なることがわかっています。


ちなみになにかを覚えてから20分後に復習をすると、節約率は約58%


これが6日後になると、節約率はおおよそ25%にまで低価します


つまり復習は早ければ早いほど、記憶効率はアップするということです

右脳速読法「瞬読」で記憶力がアップする最大の理由は、右脳に文字ではなくイメージで記憶するからです。


脳には右脳と左脳があり、以下のようにそれぞれ役割が異なります


左脳:言語・計算・分析・論理的な思考
右脳:イメージ処理・全体的把握・ひらめき・創造的発想


読書は、言語を司る左脳でおこなうのが一般的です。ところが瞬読では右脳に文字をイメージ化して記憶していく


イメージ化なんてむずかしいと思われるかもしれませんが、意識していないだけで、誰でも当たり前のようにやっていることです


たとえば、来月ハワイへ旅行にいくと聞けば、青い空・青い海・白いビーチなどを瞬時にイメージするはず


そして、そういう映像は忘れにくい



前述の通り、復習はなるべく早く、かつ何度もおこなう方が記憶に定着しやすくなります。


情報を得てから20分以内に復習できれば、約1週間経過してから復習するよりも、2倍以上楽に記憶ができる


瞬読であれば、1冊の本を5〜10分で読むのは、特別むずかしいことではありません。


何なら、20分以内に3回復習することも可能です


脳科学の分野では、3回繰り返すと記憶に定着しやすいというのは定説になっています


「右脳によるイメージ化のおかげで、短期間に反復できる」それが瞬読の強みなのです

人間は意味のないものは、覚えにくいものです。


であれば、情報を同じような種類に分類してあげれば、より覚えやすくなるはず


たとえば、英熟語を覚えたいときに、まったくランダムに覚えるよりも、「have a look(〜をみる)」「have at(〜に取りかかる)」というように、「have」のつく熟語をまとめて覚える方が圧倒的に簡単でしょう




そのほか、意味や特徴が似ているもの・反対の意味をもつもの・時間軸が近いものなど、さまざまな要素でグループ化すると、速読しやすくなります

前述の通り、復習は非常に重要ですが、同時に同じことをやるだけだと効果は落ちることもわかっています。


そこで同じことを繰り返すだけでなく、途中で違う内容を適度にはさむと、学習効果は大幅に向上します。


さきほど「興味のあることは覚えやすい」と説明しましたが、ようは脳を飽きさせないことです。違う内容で脳に刺激を与え、速読がしやすい状態をつくりましょう。

速読で大量の情報をインプットしたら、ぜひ同じように大量のアウトプットをおこなってください。


なぜならアウトプットすることで、より強固に記憶が定着するからです。


瞬読では右脳を活用して、文字をイメージ化します。右脳でイメージ化・左脳でアウトプットの流れがスムーズにできるようになれば、速読の効率は2〜3倍になるでしょう。