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陣地攻撃における戦闘力を集中するため着意すべき事項 (4 攻撃計画 ((4) 戦闘力の配分:主攻撃に必要な戦闘力を徹底的に集中 (イ…
陣地攻撃における戦闘力を集中するため着意すべき事項
1 要旨
戦いの原則「集中」
攻撃の主眼・特性
攻撃の要則「戦闘力の集中」
2 情報活動
C4ISR
を活用し、有機的に総合一体化して運用
IDAサイクル
の速度・精度・正確度を敵に比し常に相対的に優越
あらゆる手段
を尽くして先行的かつ周到に実施
3 攻撃機動の方式
攻撃の目的を迅速に達成することができる方式
任務を基礎として
、地域の特性特に接近経路、彼我の状況を考慮
敵を戦場に捕捉
4 攻撃計画
(1) 攻撃目標
:奪取のため我が戦闘力の集中発揮が容易な目標の選定
(2) 攻撃時期
:奇襲の利を収めうる時期の決定
(4) 戦闘力の配分
:主攻撃に必要な戦闘力を徹底的に集中
イ 助攻撃
:広い正面を与え、必要最小限の戦闘力を配分
ア 主攻撃
:努めて狭い正面に十分な縦深戦闘力を保持
(5) 火力運用
:有効かつ大量の火力を適時適所に集中
(6) 兵站・衛生・人事
:戦闘の終始を通じて衝撃力の維持増進に寄与
(7) 通信
:主攻撃に任ずる部隊の機動及び火力の緊密な連携に寄与
(8) 統制・調整
:全線同時の攻撃開始により敵火力を分散させる攻撃開始線の設定
(3) 攻撃方向
:総合戦闘力の発揮が容易な方向の決定、敵の弱点・苦痛とする方向に指向
5 攻撃の実施
(1) 攻撃準備
:敵陣地前に地歩を確立、その掩護下に主力の攻撃準備を完了
(2) 攻撃開始以前の火力戦闘
:敵砲迫の制圧、敵戦闘力を減殺、主力の攻撃準備を掩護、じ後の攻撃を容易化
(3) 攻撃戦闘
:敵に対して連続不断の衝撃力を加える、間断のない攻撃により目標に突進、衝撃力を持続
ア 第一線陣地に対する攻撃
:敵を撃破・制圧するため協力火力の効果を最大限利用
イ 第一線陣地突破以降における攻撃
:第一線部隊、予備隊、火力戦闘部隊の適切な運用による衝撃力を持続し、間断のない攻撃を続行
ウ 所命の目標奪取前後における攻撃
:敵に対応の暇を与えず攻撃を続行、戦意を破砕して敵を撃破
エ 攻撃間に留意すべき事項
:警戒・電子戦・対特殊武器戦、防護、煙幕
6 結言
陣地攻撃においては、火力の優越と相まった機動の発揮により敵の弱点に総合戦闘力を集中発揮
離脱の機会を与えることなく捕捉撃滅するよう戦闘指導することが重要