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事件後を生きる 津久井やまゆり園事件と優生思想
原昌平
2018.03.10 多摩図書館 (やまゆり園事件 (思想犯 (優生思想 (進化論…
やまゆり園事件
思想犯
慈悲殺
独善的な善意
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ヘイトクライムではあるけれど、彼は自分が殺した人たちを憎んでいない。彼は本当に心底から重度障害者が「価値のない存在」だと信じている。
私にはそれが恐ろしい。
自分の生きている世界には、「価値のない存在」が在り、その「価値のない存在」を消すことが世界の価値を底上げするのだという信念を持つ人がいる。その世界観は、彼自身が自分に感じている「無価値さ」の裏返しなのかもしれないけれど。
こういう信念を行動で示す人がいて、その行動に理解を示す人が一定数いる。そういう社会に生きていることが心底恐ろしい。
この社会の中で、こういう信念を持つ人が、なぜ出てきたのか。それを問わなければならなかった。けれど政府は、この事件は「異常者」の起こしたものだと、いつも通り問題を矮小化して、本質をごまかしてしまった。いつも通り。
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共同体意識
小さな輪の中のローカルルールは、時に法律を無視してまで重視する傾向が強いのに、国全体のルール、国際社会の一員としてのルールは歯牙にもかけない。ちょっと意味が分からない。これが島国根性とか鎖国文化なのか。
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