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事件後を生きる 津久井やまゆり園事件と優生思想 海老原宏美 2018.03.10 多摩図書館 (障害者権利条約 (差別禁止条約…
事件後を生きる 津久井やまゆり園事件と優生思想
海老原宏美
2018.03.10 多摩図書館
障害者の存在価値を問う
海老原宏美
脊髄性筋萎縮症2型
SMA type2
進行性の難病
死んでいく体の中に生き続ける感じ
自分以外の誰にもなりたくない
人の手を借りれば生きていける
人サーフィン
大変だけど困ってはいなかった
就職活動が始まるまで
壁を自覚
健常者
障害者
職業
社会変革
日韓TRY2001
生まれて初めての障害者運動
「障害者も出かけたい!」とアピールするため
30-50人
日韓
障害者
つい我慢してしまう
健常者の世界は障害者を知らないまま
『知らない』ことがバリアを作る
『知ってもらう』ために、『普通の生活』を地域で送る
障害者が普通に生きれば、社会が変わる。
仲間たち
一か月間
プサンからソウルまで
野宿旅
『風は生きよという』
5月12日
日本の障害者運動
1970年代~
青い芝の会
「愛と正義を否定する」
脳性まひ
生きる価値のない存在なのか?
誰かの生きる価値を、他の誰かが任意に決めるのは、許されることなのか?
障害と共に生きる子を親が殺した事件
障害と共に生きる子とは生きていけない社会?
現在の社会は?
良かれと思って…
出生前診断
95%
障害が見つかった子の中絶率
早期療育
定型発達へ近づけるため
定型発達は、そんなにいいものなのか?
障害者と社会の接点を可能な限りなくす社会システム
分離教育
放課後等デイサービス
特定子会社
グループホーム
施設・療養病院
尊厳死
障害者の抱える問題は、健常者を中心にして作られた社会システムの問題だ。
社会のひずみ
たった一つの正解しか認められない社会では、
すべての人が生きづらくなる。
「貢献しなければ価値がない」
「より貢献している人により多く分配されるべき」
「働かざるもの食うべからず」
道徳の教科書化
道徳心の「評価」
学校
「できるようにならなければいけない」
自尊心を持つためには、努力しなければいけないのかな?
やまゆり園事件に繋がった
障害者権利条約
当たり前に生きていたい。
差別禁止条約
特別待遇はいらない
これまで同世代の非障害者に当然保障されてきた諸権利を、
障害者にも徹底的に保障することを要求する。
On an equal basis with others
「他の者との平等を基礎として」
憐れみはいらない、権利をよこせ。
Nothing about us, without us
私たち抜きに、私たちのことを決めないで
尊厳死法令化問題
「死にたい」のは誰の意思?
そもそも「自己決定」とは?
私たちの意思は、周囲の人々、周囲の環境に左右される。
定型から外れた存在を「価値のないお荷物」とみなす社会で、障害者当事者が自分自身の価値を信じ、「生きたい」と思えるものだろうか?
環境に追い込まれて死を望む人の意思を尊重することを、人権保障と呼べるだろうか?
価値とは何か?
「或る」ものではなく「創る」もの
人間には、あらゆる物事に価値を見出す能力が備わっている
創造性という人間に与えられた祝福
その能力を伸ばすには、多様性を経験する必要がある。
ただの山や木にすら価値を見出せる人間が、目の前で生きている人間に価値を見出せないということがあるだろうか。