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『子どもと読書 2012 7・8』 特集 長谷川摂子さんが遺してくれたもの (セレンゲティの長谷川摂子さん 斎藤惇夫 (タンザニア (首都…
『子どもと読書 2012 7・8』
特集 長谷川摂子さんが遺してくれたもの
長谷川摂子
「子どもにとって絵本を読むことは一つの体験だ」
長谷川宏
哲学者
セレンゲティの長谷川摂子さん 斎藤惇夫
タンザニア
ンゴロンゴロ自然保護区
セレンゲティ国立公園
首都
ダルエスサラーム
河合雅雄
『子象ロッタの冒険』
『サバンナの二つの星』
長谷川摂子
『とんぼの目玉』
『家郷のガラス絵』
『哲生の春休み』
すぐれた文章を目にする時、そこに記されている言葉を書き手と共有するためには、あるいは著者の思いに近づこうとするならば、自分の全経験を持ち出さなくてはならない
p.3
「どうして、面白かったとか、感銘したで口を噤むの」
知的怠慢
長谷川摂子さんを偲んで 松井直
長谷川摂子
『子どもたちと絵本』
『絵本が目をさますとき』
昔話は見えない世界だ。「でたらめ」な話ばかりでありえないことを語っていることが大切なのだ。子どもはそこに真実を見出し、嘘の世界から本当の真実を感じ取る。子どもは「でたらめ」なことをしていて大喜びする。遊びの中で、繰り返し体験していくことで、それが生きる力に繋がっていく。そして本当か嘘かを見事に見分けるようになる。それを一番伝えられるのが言葉であり文字ではない。耳から聞く言葉であり、自分が語る言葉だ。
言葉というものが子どもにとっては生きる力だ。子どもを生かす力も言葉だ。
小さな声で語る。肚をすえて語る。 桂川潤
絵本は声に出して読みあけられない限り、生命を持たない
長谷川摂子の作品世界 福田晴代
子どもと絵本を楽しむとき
大人が子どもに対して押し付けないこと
わくわくする気持ちを共有できるか
ことばが自然に入っていくこと
「子どもの現実認識というのはからだを通して、自分の感覚を通して、自分中心に自分のなかに取り込まれるわけです」
p.13
日曜日の朝 子どもたちと 山下夏実
「子どもは元々自分の世界を作ってゆく力があるんだから、そういうことを自分の手柄だと思わない方がいいよ」
p.15
「ストーリーがしっかりした絵本を読むときは途中でちゃちゃを入れるような余分なことを言っちゃダメ。子どもたちがせっかく話に入り込んでいたのを邪魔して、つまらなくしちゃうでしょう」
p.16
「子どもが飛び跳ね、笑いさざめく幸せな空気があれば、私たち大人もどんなにかのびのびとし、子どもの存在に感謝できるか、子供の幸せは大人にとっても大切なのである」
島根県保育協議会だより第32号-H20年9月より