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オーハナがまだ島内にいることにするのなら、彼の発言を修正する必要がある, 息子がこの島にいる, 息子は離島留学生。妻とは別れた,…
オーハナがまだ島内にいることにするのなら、彼の発言を修正する必要がある
息子がこの島にいる
息子は離島留学生。妻とは別れた
もうすぐこの星を離れる
息子に渡してほしいものがある
ネットで出会った自分と同じような境遇の帰化宇宙人たちから乗せてもらう
オチのミステリーサークルの問題
オーハナは宇宙船でやってきたのか？？？
宇宙船の存在を少しはほのめかしたほうがいいのでは？
ああ それだ
すいません少しずつ話してくれませんか
この島に息子がいます
とにかく 息子にこれを渡してほしいんです
恥ずかしながら妻とは三年前に別れましてね
息子は向こうについていったんですが
今はこの島の寮に……あの…あれ なんといいましたかな
あ もしかして離島留学生ですか？
え 何がですか？
アキラです
子供の名前です
もうすぐこの星を離れるんです
はい？
もうすぐこの星を離れるんです
この島に息子がいます
（息子の名前）といいます
ある人物に渡してほしいものがあるんです
ある人物？
この島にいる私の息子です
恥ずかしながら妻とは離縁になりましてな 息子もそっちについていったのですが
えっ
私はもうすぐここを離れなければなりません
もうあまり時間がないのです
でもそれだけで宇宙船と結び付けるのはちょっと短絡的すぎない？
乗船名簿を確認した乃田切に対して
まさか彼が宇宙船でやってきたと？
その可能性は否定できません
僕の両親のことも聞いてますよね
まぁいいんですけどね いいのかよ の天丼
からの封明け。カチューシャ
ええ いいんです
それは笑ってもいいのかな
笑い事じゃない！
大体ヒゲがアヤシイのも怪しいです
さっきから私のことを呼んでいるのはあなたですよね お嬢さん
あれだって 結局あれだって見せてくれたのはあの一度きりだったじゃないですか
まぁいずれにしたってだよ
でももしだよ？もし……彼にとってアレはちんこ……いやちんちんに相当するものだとしたら……なにも不思議じゃあないだろ？僕だってなるべくなら人には見せたくないよ
ニセモノだったんですよー
近くで見ようとしたら帽子かぶっちゃうし
うーん……
襟引島の神社にて巨大なミステリーサークル発見せらる！！……
──なんて 今日日そんなことが新聞記事になるわけないか……
とはいえ あれからオーハナさんが船に乗った記録もなければ水死体があがったなんて話もないし
まさか本当に宇宙人だったのだろうか……
こないだの話本気だったの？
僕の両親…あんまり仲が良くなくて……
まぁ……だから別れたんすけど……
あまり詳しい理由は知りません
ずっと前からそうだった気もするし ある日突然そうなった気もします
ただ……お母さんはお父さんの冗談が嫌いだったみたいですね
お父さん オレが生まれる前…30手前まで芸人を目指してたらしいんですよ
……冗談？
干木さんは お父さんからうちの家族のこと聞いてるんですよね
え？ああ
まぁ……ちょっとだけ
笑い事じゃないですよ！！
これ 開けてもいいですか
いいんですか 僕なんかで
でも お話は分かりましたけど
どうして案内所の人が……？
ん？ああ……
別に大した理由はないよ
本当は自分で渡したかったんだけど断られちゃったんだって
……本当に行っちゃったよ……
あの……なんだかすいませんね
普段はあんな子じゃないんですけど……
いえ いいんですよ
見たところあのお嬢さんもマニアのようでしたからね
マニアゆえに許せないものがあったんでしょう
そんなもんですかね……
それより干木さん
ひとつ頼まれてくれませんか
典型的な自称宇宙人です
あの手の人たちはUFOコミュニティじゃ珍しくありませんよ
でも……君も見ただろ？
あの……なんていうの 頭の
5ページ目、大々的に装置の紹介から始める。理論的にUFOを呼べる機械
概要は6ページ目に残してもよい
ゆずってもらった とか
大事な機械 とか
どんなに馬鹿馬鹿しくてもかまわない
（むしろナイスなナンセンスさが求められる）
そういった
あの機械に関する背景を会話に入れる
途中忘れられた存在になるので、アピールは最初だけでいい
むしろ僕のほうがお父さんをこっちの事情に巻き込んでしまったというか……
？ そうなんですか……？
全然迷惑なんてかけられてないってか
あなたに会えてよかった
もうここには来ないかもしれないので
これといって必要性のない（本筋にも絡まないし解決もしない）息子の心情の吐露ってはたして必要なのか……？
オーハナが何かを渡そうとした息子の話 ともとらえられるが…… それはそれでなんだ
息子の心情の吐露という名目で
実際のところはオーハナの人となりの掘り下げ（信用に足らない人物であるという説明）が目的でこのパートは描こうとしていたはずだ
あくまで話の主軸はオーハナについて。そこをブレさせるとこのパートの必要性がぶれる。前後含めて10ページ以上が無駄になってしまう
自分の身の上や母親との確執よりもオーハナの話をフィーチャーする
迎えの船がありますので
お母さんはお父さんのことすごく嫌ってて
だから手紙とかメールのやり取りもできないんです
多分ここに来た時に
うちの両親あんまり仲が良くなくて……まぁ だから離婚したんですけど……
特にお母さんのそれがマジハンパなくて
少しでもお父さんの話とかするとすごく悲しそうにするんですよ
だからお父さんとは電話とかメールとか、あと手紙のやりとりなんかも止められてて
多分この島での生活が決まった時もお母さんが寮母さんに頼んだんだと思います
マジハンパないのか……
あの……干木さん もしまたお父さんに会ったら伝えてもらえませんか
そりゃたしかに お父さんは～
でも それと同じくらい良い思い出もあります
いきなり嫌いになれって言われても無理ですよ……
それ なんだい？
謝る
またお父さんが変なことしたかと思って
え… またって？
よかったー緊張して損しました。これあけていいですか？
いいよ またって？
またって？
いやー 別に大したことじゃないんですけどォ
だからその……そういうのが抜けきってないのか なんか必要のないところでウケを狙っちゃうっていうか……
それがまたあんまり面白くないんですけどね
だから度々人を怒らせることもあって
お母さんはお父さんのそういうところに嫌気がさしてたみたいです
干木さん つまらない冗談って人だけじゃなくて自分も不幸にするんですよ
僕は結構好きでしたけどね
ほら こういうことする人なんですよ
なるほど……
マトリョーシカ箱
不必要に凝った嘘
息子の境遇やオーハナの 宇宙船に乗る（シンガポールに行く）のくだりをカットしたせいで、なぜ今息子に通帳他大事なものを渡すのかその理由が説明されていない。
ああ乃田切君 ちょうど今かけようとして……
装置をウェイトにして書置き
野宿は……？
今の便で最近島を訪れた人間、出た人間、そして今島内に宿泊している人間すべて一致した
島内の民宿の宿帳も調べたが乗船記録と一致した
日帰りする観光客は同日内に往復した記録が残る
日をまたいで帰りの船に乗った人間はみなどこかしらに宿をとっている
オフシーズンだったから経営してる民宿も少なくてすぐ調べられた
そもそも宿帳調べる必要あるか？島を訪れた客の往復記録がとれればそれでいいのでは？
さっき港から今日最後の船が出た
船着き場を張っていたが、オーハナの姿はなかった。オーハナはこれには乗っていない、また偽名を使っていた線も消える
また、
もちろん島民全員を把握しているわけではないが、少なくとも彼は息子に会いに島に訪れたと言っていたのだから、内地の人間のはずである
宿帳を調べたのは、まだ島から出ていない人間の所在を調べるため
「島から出た記録がないのならまだしも、来た記録もないってのはおかしくないですか？」
船を利用する人間は観光客だけとは限らない。島内の人間も頻繁に利用するはずである。
島民名簿と照らし合わせれば……
でもこれはそう簡単には見せてもらえないはずなのでちょっと難しい……
警察やFBIだったらできるんだろうけど案内所職員にはそんな権限ないだろう
島にいるはずのない男
偽名を使って船に乗った→乗船名簿の一致と乃田切の張り込みでその線は消える
ずっと前からこの島にいたのでは？→
まだこの島にいるのでは？→乗船名簿と宿帳で島内の観光客は
となれば残された可能性はただひとつ
私たちの知らない船でこの島にやってきたんですよ
フツーに自家用船って線は？
あのおじさんは宇宙人だと思います
聞こえないのポーズ
な なんだってー
そもそも乃田切は干木と別れて何を調べに行った？
オーハナに会うため、港で待っていた
本当は興味があった
しかし彼は来なかった
乗船記録を調べるにつなげる
今日平日ですし。オフシーズンですし
一週間以内に島を訪れた観光客はみなすでに島を発っている
え ちょっと待って むしろ今島に一人も観光客いないの
いや……観光案内所としてはゆゆしき問題ですよ……
案内所は水曜休み
……話戻しますよ では彼はどこからやってきたのか
そうかな…まだ色々考えられると思うけど……
それ以外に考えられません
私の考えを言います
息子が今年高校受験だから、合格祈願のお守りをわたしに来た
→説明が必要そうな「大事なもの」はやめよう
いいじゃないですか今はそんなこと
聞いてますか干木さん
あ ごめんごめん 全然聞いてなかった……
で なんだっけ 電話ではなんか…面白いことが分かったとか言ってたけど……
もー
あのおじさんは宇宙人だと思います
だから今その話をしてたんですけど……まぁいいです
私の結論を言います
えー
えー
なんで干木さんが驚くんですか？！
いやだってさァ……
まぁ聞いてくださいよ
私あれから船着き場に行ったんです
船着き場？
もう一度あのおじさん……オーハナさんに会うためです
私も干木さんと話して少し反省したんですよ
マニアは自分の得た知識こそが上等であると思いがちですからね そういう無駄な矜持は取り払うべきでした
あーそうなんだ……
さっき出て行った船が今日の最終便、今日この島を出ることはわかってましたからね
乗船名簿って……よく見せてもらえたね……
その辺はまぁ……テキトーに理由をでっち上げて…… こういう時案内所の職員って立場は便利ですねフフフ
それで オーハナさんとはどんな話を……？
会えませんでした
面白い話というのはそれなんですけど
オフシーズンの平日
小学校の時とか
忘れ物
警察呼ばれちゃうし
あと、後半の会話は装置が信用に足るのが前提になってこないか
干木が装置を信じているセリフ、描写が必要
北野天満宮って書いてあります
そう……
干木は（とりあえず）オーハナは宇宙人だと信じている
宇宙人からの頼まれごと、という体で荷物を受け取った
中身は極々プライベートなもので、怪しいものじゃない。なんなら見てもいいと言われた
鞄の中身は小さな御守りだった
干木は別に、オーハナの化けの皮をはがそうなんて考えてはいないし、頼みを聞くことでなにか恩恵を得ようとも思っていない
欲は無く、感覚としては人助けに近い
カチューシャを見つける
騙されていたのだ、と気づく
宇宙人だろうと人の持ち物なので手に取り改めようとは思わない
あの御守りの描写だと相応の「回答」が必要になるのでは
御守りの存在はほぼセリフだけで流そうか？
御守りは鞄の中身のアンサー、カチューシャに至るまでの装置に過ぎないので、意味ありげに描写すると読者の視点がとっちらかっちゃう
でもマトリョーシカ箱の最後に入っていたものは当然意味があると考えられるだろうし興味の対象になるだろう。それをビジュアルなしにセリフだけで流してしまったら読者を混乱させないだろうか
つまり やっぱり御守りの描写そのものは必要。
課題はそのあとの会話をグダらずにカチューシャまでもっていくこと
じゃあ宇宙人であることを裏付けるような情報はなかったんですね
いや……それがさ……
本格的だと疲れるよ
でもフェルミの説にもあるように……って干木さん聞いてます？
え、ごめん 全然聞いてなかった
脳は常に信号を発している
冒頭にちょっとしたギャグ入れたい
それがエピローグの伏線になってたらなおグッド
テレビもラジオもネットもあるが集落以外では携帯の電波は繋がらない
船は一日二度来るだけ
感知できないのはそれが微弱だからだ
まぁまぁ……そういえばオーハナさんにはまだ話してなかったですね 実は僕ら昼間オーハナさんていう宇宙人を名乗る人と出会って……
ちょっとまってください もしかしてそれ私じゃあありませんか？
あホントですよ
うっかりしてましたね
オーハナさんって？
だから 何度も言ってるでしょ 宇宙人のオーハナさんですよ
オーハナさんです
あの 何を待ってるんですか？
どうしているんですか
→アッと驚く出来事
あオーハナさん！