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ペインコントロール (原則 (NSAIDsの使用時は消化管、腎臓、喘息、血圧に注意 (胃粘膜障害 (リスクファクター past history…
ペインコントロール
原則
疼痛コントロールはWHOガイドラインに則って
by mouth
by the clock
by the ladder
for the individual
NSAIDsの使用時は消化管、腎臓、喘息、血圧に注意
胃粘膜障害
リスクファクター
past history RR4-5
over 60 RR5-6
high dose RR10
ステロイド RR4-5
anticoagulant RR15
その他ピロリ感染、ボナロン®など
NSAIDsによるPGの阻害やNSAIDs自体の細胞障害
予防として十分なエビデンスがあるのは、
PPIの併用
ミソプロストール(サイトテック®)
腎障害
PGE2,PGI2にはそれぞれ腎動脈、細動脈の拡張作用がある
NSAIDsはこれらを阻害して腎血流を低下させる
急性間質性腎炎、急性尿細管壊死なども起こしうる
特に高齢者、慢性腎臓病
喘息の誘発
既往があれば注意
特にアスピリン喘息の既往があればNSAIDs禁忌
血圧低下
末梢血管拡張作用による
特に高齢者、dehydration、sepsisなどでCが不安定な場合
薬物相互作用
蛋白結合能が強く他薬剤の遊離成分を増やし、
ワーファリンの作用増強などを起こす
腎機能障害があると、排泄障害によってジゴキシン、AG系抗菌薬、MTXなどの濃度を上げることがある
キノロン系との併用でけいれん誘発
ペインコントロールの最初の目標は安静時痛の消失
1st step:痛みを感じずに眠ることができる
2nd step:安静時の疼痛が消失
3rd step:体動時の疼痛が消失
4th step:痛みを感じずに日常のQOLが保たれる
いきなり3rd stepは困難なことが多い
オピオイド導入時は便秘と嘔気対策
導入当初に消化器症状がみられる
便秘薬としてはマグネシウム製剤、腸管蠕動刺激薬(ラキソベロン®、プルゼニド®)
制吐薬としてはノバミン®やセレネース®などの中枢性D2Rアンタゴニスト
オピオイドを導入しても、NSAIDsは中止しないで併用
相乗効果があるため
オピオイドは剤型ごとの効果持続時間に注目
レスキューは経口なら1日量の1/6、注射なら1時間量
レスキューは効果発現が速く、あまり持続しないタイプがよい
オキシコドンではオキノーム®、
モルヒネでは塩酸モルヒネ®錠ないし塩酸モルヒネ®末
モルヒネの粉末は苦味が強い
→シロップと併せて服用
オプソ®は甘味やフレーバを添加してある
経口投与できなければ、フェンタニルのパッチ製剤、持続皮下注・静注
フェンタニルは消化器症状の副作用がほとんどない
デュロテップMT®は3日に1回貼り替え
フェントス®テープは1日1回
フェントス®テープは有効血中濃度に達するまで6hかかる
初回貼付時は貼付と同時に定期1回分の内服を行う
オピオイド
オピオイド換算比