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TEM (基本的な構成要素 (必須通過点 (制度的, 慣習的, 結果的), 分岐点 (強化・維持・消滅, 分岐は意識的でない場合が多い), 等至点…

- - - - 研究者はまず第一に，自分自身が興味を持った現象を等至点として位置付けることができる
      - 「研究の最初の目の付け所としての等至点」は研究者にとって重要であるにすぎず，「経験者のライフストーリーに意味づけられた等至点」を探る必要がある
      - 等至点とは複数の経路が到達するポイント
- - - - 楽譜と音楽の関係にも似ている
  - - - 人は文化を受容も創造もする
      - 人は文化を資源として取り込む
- - - - ①子供の経験プロセスを非科学的時間として捉えることで，子供は，かけがえのない出来事に遭遇していることに気づくことができる
        
        非可逆的時間
      - ②活動のゴールとなる等至点を定めることで，そこに至るまでの道筋，径路，時間の流れに焦点をあてて語り合うことができる
        
        等至点
      - ③周囲の出来事を社会的助勢や社会的方向付けとして位置付けることで，子供の活動は必ずしもその子の行為や発話だけでなく，周囲の出来事に影響を受けながら展開していることを知ることができる
        
        社会的助勢・社会的方向付け
      - ④他の仮想的な経路の可能性を推理することで，その子が何かをする（しない）ことの意味や，保育者や他児がそこに係る（かかわらない）ことの意味を考えることができる
        
        分岐点
      - ⑤分岐点を探し出すことで，選択可能な複数の経路がある中でその子が実際の経路を選んだ理由を，その子の目線で捉えることができる
        
        分岐点
        
        複線径路
      - ⑥同僚と映像を視聴し，ラベルを書きだし配置するなどの作業を楽しく行う中で，保育者相互の対話や実践知の交流が促され，保育者が思わず胸中を吐露したくなるような，情動を基盤とした保育カンファレンスの具現化に繋がる
        
        視覚化
    - - Step1: 特定の子供を対象に，その様子を映像に収める
        
        「何かに興味を持っているとき」「熱中して取り組んでいるとき」などの場面に注目するのも一つの手である
        
        繰り返し視聴できるよう，5~10位程度が良い
      - Step2: 映像を視聴し，その子の行為や発話，周囲の出来事などをラベルに書き出す
        
        これ以降の作業は３～5名の小グループで行うとよい
      - Step3: 書き出したラベルを時系列に沿って並べながら，映像中の園子の言動の道筋を理解する．また，活動のゴールとなる等至点を設定するとともに，その子の活動に影響を与えていると考えられる周囲の環境についても，その子の言動と関連付けながらラベルを配置する
        
        非可逆的時間
        
        等至点
        
        社会的方向付けと社会的助勢
      - Step4: 「もし，ここでこの出来事が起こったら（怒らなかったら）」など，活動についての「もしもの状況」を推理しあうと共に，その結節点となる分岐点を探し出す．
        
        複線径路，径路の多様性
        
        分岐点のあぶり出し
        
        分岐点は映像中の園子の活動が変化した瞬間であり，等至点に近づいたり離れたりした契機となりえることから，その子の経験のプロセスを捉える上で重要
      - Step5: 以上の作業を基に，映像中のその子の内面を理解し，支援の方法を探る
  - - - ①参与観察に基づいたデータ収集の際に用いられる一連の調査方法
      - ②参与観察に基づいた（特定フィールドについての）調査の記録
    - - 文化人類学：「異文化記述」を旨とし，例えば特定の民族集団の親族構造の記述などを行ってきた
      - 教育学・心理学：人々の生きている文脈ごと理解することを目指す研究志向に基づき，行動や発話を記述単位として展開されて生きた（マイクロ・エスノグラフィ）
      - 文化心理学：フィールドワークを基に文化の記述をする（こと）