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競争が激化する世界で、競争すべきは競争相手ではない 入山章栄 (経営学のレッドクイーン (これまでの競争戦略論とレッドクイーンの違い…
競争が激化する世界で、競争すべきは競争相手ではない 入山章栄
生物進化学のレッドクイーン効果
生物進化学で、捕食関係にある生物種同士が競い合って進化しあう循環
人・生物はただ全力で走っても、競争相手も全力で走っているから、相対的にそれは「現状維持」に過ぎない。相手より速く走りたいなら。「進化」しなくてはならない。しかしそれは相手の進化をも促す。そして、相手の進化は、さらに自身の進化を進化させる
経営学のレッドクイーン
組織学習理論がある
「サーチ」:自身の認知範囲を超え、新しい知見を学習すること。認知心理学は、「限定された合理性」を前提に持つ。
人・組織は認知に限界がある。
したがって、何もしないと認知の幅は狭いままで、意思決定者は「本来取りうるはずの選択肢」の多くをしりえない
組織学習理論にかけていた概念:競争
経営学のレッドクイーンの基本メカニズムは「ともに永久に進化し続ける」こと
つまり、競争こそ進化の源泉の1つ
これまでの競争戦略論とレッドクイーンの違い
競争戦略論:静的な理論であり、進化が前提となっていない
レッドクイーン:自社も他社も進化しうることが前提となっている(動的)
切磋琢磨を説明する経営理論
新レッドクイーン理論
競争を通じての共進化がもたらすリスク
激しい競争にさらされすぎると、やがて競争そのものが自己目的化してしまい、競合相手だけをベンチマークするようになる。
結果として別の競争環境で生存できる力を失う。
レッドクイーン競争をする企業は当該領域で生き残ることができても、他領域に進出した時、あるいはおおきな環境変化に見舞われた時、そこで生き残れなくなる。
知の深化だけを進めてきた企業は認知の範囲が狭く、対応力が失われている
レッドクイーン理論からの示唆は「競争を目指さない」こと
あえて競争相手を見ないことこそが、シュンペーター型の変化を目指す経営者に求められている
自身のビジョンを目指す
競争の型の種類
チェンバレン型
シュンペーター型
IO型