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高瀬舟最後の一言 (庄兵衛は、喜助という30歳ぐらいの男を船に乗せた (喜助は様子が変なので聞いてみました (庄兵衛は喜助の答えに驚きました…
高瀬舟最後の一言
庄兵衛は、喜助という30歳ぐらいの男を船に乗せた
喜助は弟を殺した罪人だ
喜助は黙って静かに月を見ていた
喜助は様子が変なので聞いてみました
喜助は「これ以上苦しい生活はない」と答えました
働かないのに、毎日食べ物をもらえます
自分のお金を持つのは初めてです
庄兵衛は喜助の答えに驚きました
もっと欲しいという気持ちがない
自分は自分の生活に満足した事は一度もない
どうして弟を殺すと聞きました
いくら考えても庄兵衛にはわからなかった
弟をその苦しみから助けたいと思って剃刀を引いてやりました
弟が自殺したい
人を殺す家を焼くなどの重い罪を犯した罪人は死刑になったり遠くの島に送られたりした
島に送られた罪人は死ぬまでそこで暮らさなければならなかった
京都に高瀬川という川があった
島に送られる罪人を乗せる高瀬舟が行ったり来たりしていた
庄兵衛は、高瀬舟で罪人を運ぶ仕事をしていた