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10.価格戦略 (価格戦略目標 (その他 (流通業者の利益確保, 参入障壁の構築), マーケット・シェアの維持・拡大, 価格の安定化,…
10.価格戦略
価格戦略目標
マーケット・シェアの維持・拡大
価格の安定化
目標利益率の達成
競争への対応
売上の最大化
その他
流通業者の利益確保
参入障壁の構築
価格設定方法
需要志向型
消費者が製品に対して認める価値をもとにする
「この製品に対して、消費者はいくらくらいまでなら支払うだろうか」
競争志向型
競争企業との関係を重視
コストや需要との関係は考慮しない
プライス・リーダーシップ
業界で最もマーケット・シェアのある企業がプライス・リーダーとなり、その企業が設定した価格に業界他社が追随せざるを得ない状況
競争入札方式
競争企業よりも低価格→マーケット・シェアの拡大を図る設定方法
コスト志向型(コスト・プラス型)
マージン率
製造業
マーク・アップ率
流通業
卸売業者
小売業者
値入額
仕入れ時に計画した利益
コストに一定の利益を加える
心理的
慣習価格
消費者が慣習的に認知している価格
ガム
缶飲料
端数価格
割安感を与えて売上増加を狙う
98円
980円
4980円
名声価格
意図的に高価格を設定
宝石
高級時計
毛皮
新製品の価格設定
初期高価格政策(上澄吸収価格政策)
先発参入者としての製品イメージの定着
価格弾力性の低い消費者を対象
価格は高価格
基本条件
特許など、商品が法的保護を受けていること
技術面での優位性があること
価格に左右されない顧客層が市場に存在すること
高いブランドイメージをもっていること
初期低価格政策(市場浸透価格政策)
早期のマーケット・シェアの獲得
価格弾力性の高い消費者を対象
価格は低価格
基本条件
競合する商品間で技術格差がなく、同質性が高いこと
マス・マーケットの開拓が可能であること
大量生産により生産コストを引き下げられる可能性があること
競争者の市場参入の意欲を減退させる効果があること
価格弾力性
需要の変化率➗価格の変化率
価格弾力性が低い
価格の変動が需要に及ぼす影響が小さい
生活必需品、生産財など
価格弾力性が高い
価格の変動が需要に及ぼす影響が大きい
高額の耐久消費財、専門品など
参照価格
外的
希望小売価格
店頭販売価格
同クラス製品の販売価格
内的
過去に購買した商品の価格など
流通業者に対する価格政策
リベート
現金リベート
代金の早期回収のため
早期取引リベート
季節製品の早期取引のため
数量リベート
大量取引の促進のため
累進的リベート
目標達成リベート
取引先の販売意欲を上げるため
取引から一定期間を経た後、支払われた代金の一部を割戻しする
割引価格政策
現金割引
現金で代金を支払う場合の割引
季節割引
季節商品をオフ・シーズンに売買する場合の割引
数量割引
大量購買する場合の割引
販売促進割引
販売促進への貢献に対する割引
業者割引
流通段階、流通機能に対する割引
小売業者の割引率 < 卸売業者の割引率
取引条件に応じて、取引時点で一定の割合の金額を差し引く
事例
実務
小売業における価格類型
プライスゾーンによる分類
販売方法による分類
売価政策による分類
価格表示方法による分類
価格設定法
スキミング・プライス(上澄吸収価格)
ペネトレーション・プライス(市場浸透価格)
フリーミアム(無料)
価格差別化
時事
消費低迷期の価格戦略
価格の維持・安定政策