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「心の質感」が創造性の源泉になる 前野隆司 (人間が優位に立つ問題発見力 (心とは? (記憶と学習 (記憶 (宣言的記憶…
「心の質感」が創造性の源泉になる 前野隆司
人間が優位に立つ問題発見力
人間に求められる能力は何か?
新たな問題を発見して解決するという能力
AIはプログラムで定められた以外の行動をとることができない
新たな問題を発見することも、対処することもない
シンギュラリティ(技術的特異点):AIが人間の知能を上回る時
AIを脳に接続することも可能となるかもしれない
しかし、「心」の領域がまだ十分に解明されていないため、壁がある
心とは?
「知」、「情」、「意」、「記憶と学習」、「意識」の働き
知:知覚と知的情報処理
5感の働きとそこから考える作用
情:感情と情動
悲しい、怒る
意:意思決定
何をするか決めたり、考えをまとめて自分の意見を話したりする
記憶と学習
記憶
宣言的記憶
言葉で言い表すことができる記憶
エピソード記憶
意味記憶
非宣言的記憶
体で覚える記憶
学習
記憶している内容をよりよいものに更新していく働き
脳科学でいまだ未解明AIにはない「意識」
「意識」は、メカニズムが解明されていないため、AIでは全く実現できていない
意識:モノやコトに向ける働きと、自分は私であると認識できる自己意識がある
クオリアのメカニズムは不明だが人はそれをつくりだしている
クオリア:心の質感
五感から入ってきた情報と、自己意識のように心の内部から湧き出てきた情報が、交錯して、その瞬間しか味わえない心の主観的な質感
これがAIに代替されない可能性の高い人間特有の能力
新たな価値の創造こそ人類の進むべき方向