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知性を問う 石黒浩 (知性は技術を生み、技術は人間を進化させる (モデリングには2つの知性が必要 (社会としての知性…
知性を問う 石黒浩
知性は技術を生み、技術は人間を進化させる
人間はなぜモデリングを行うのか
人間を知るため
モデリングには2つの知性が必要
社会としての知性
社会的動物としての人間に興味を持つこと
個人としての知性
世界に興味を持っている自分に興味をもつこと
未知を既知へと変える行為は、これまで知らなかった手段を用いて自らの能力を拡張すること ≒進化
進化には2つの方向性がある
生物学的な遺伝による進化
技術を受け入れたことによる進化
人間は知性を駆使して技術の進歩を追求し続けることで進化を遂げてきた
知性は肉体を無機物化する手段
なぜ人間は肉体の無機物化を進めるのか
生き残りたいから
「種を保存したい」という欲求
人間が完全に無機物にかわったら「存在したい」という欲求に代わる
肉体の無機物化を図らないと長期的にみると人間は必ず消滅する
人間が存在し続ける方法は唯一、無機物化以外にない。
なぜなら知性があり、「存在したい」という欲求があるから
情動がなければ知性はない
知性の差はどこで生まれるのか
脳のキャパシティの大きさ
脳をコンピュータと接続して連動させれば急激に脳のキャパシティを拡大できる
一件、社会規範上許されないかもしれないが、人間の強い欲求があれば実現可能
むしろ、今でも記憶や単純な情報処理は自分の脳ではなく外部のコンピュータが行っている
未知のものに対してどれだけ興味を持てるか
その原動力は「情動」:生き残りたい、存在したいという欲求
情動がなければ知性はない。そして、どれだけ質の高い情動を持っているかが知性の勝負を左右する。
知性とは未知をモデリングする力
人間とは何か
もはや有機物の生身の人間だけを取り出すことには意味がなくなりつつある
人間の無機物化が進んでいる
そして人間の無機物化を進めるのが知性
知性:体系そのものを発見する力、未知のパターンを見つける能力であり、その面白さ(interest)に気付く力
モデリング:未知のものに興味を持ち、その体系を作ること
一方、論理とは土台となる体系があって、その上に積み上げられていく