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意味解析(格解析) (格 (2種類の格 (深層格 (動作主格 (動作を引き起こすもの), 対象格 (動作が作用の対象となるもの), 場所格…
意味解析(格解析)
格
単語間の意味的な関係
特に,動詞と名詞の関係
2種類の格
表層格
英語:主格,目的格,所有格
日本語:が格,を格,に格
深層格
表層だけでは決まらない,真の格
動作主格
動作を引き起こすもの
対象格
動作が作用の対象となるもの
場所格
動作が起こる場所や位置を表すもの
時間格
動作が起こる時間を表すもの
源泉格
移動や状態変化における起点を表すもの
目標格
移動や状態変化における終点を表すもの
道具格
動作を起こさせるもの
経験者格
心理現象を体験するもの
格構造
文の意味構造を
動詞-深層格-名詞
という関係の集合として捉えたもの
解決すべき問題
表層格と深層格は1:1の関係にない
一つの動詞が複数の格構造パターンを持つ
break:動作主格,対象格
break:対象格
break:道具格,対象格
格解析
選択制限に基づく手法
選択制限
名詞に対する意味的な制約
breakの動作主格はhuman,animalのみ
意味素を用いて表現されることが多い
格フレーム辞書を使った格解析
格フレーム辞書
格フレーム
動詞が取り得る各構造のパタン
格フレーム辞書
個々の動詞について,格フレームを記載したデータベース
必須格と任意格がある
IPAL動詞辞書
日本語の格フレーム辞書
動詞850
格フレーム3500
必須格,任意格の区別がある
(日本語はそんなに重要じゃないけど)
選択制限を意味素で記述
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用例に基づく手法
格構造付きの用例を集める
入力文と最も類似度の高い用例を求める
選択された用例の格構造を入力文の格構造とする
チームがルーキーに期待をかける
企業が社員に期待をかける
入力文の格構造を得る
最大類似度の例文の格構造を修正する
名詞の置換
類似度の計算
表層格の一致
同じ助詞を持つ場合は類似度が高い
同じ助詞の順序を持つ場合は類似度が高い
名詞の類似度
名詞の意味の近さを調べる
名詞動詞の意味が近ければ文の類似度も高い
シソーラスの利用
意味役割付与
動詞の項を固定し,意味役割を決定するタスク
項は常に格ではなく,修飾句が該当することもある
項の同定
述語の項となる単語列を同定する
ヒューリスティックルールによって構文木から句を抽出する
意味役割の分類
項に対し,意味役割を決定
スコアの計算
ローカルスコアの計算
機械学習に基づく手法
語と語の間の意味関係
深層格
文の意味構造を,動詞を中心とした各構造によって表現
まとめ
格解析
格構造を決めること
選択制限に基づく手法
用例に基づく手法
意味役割付与
述語に対しての項とその意味役割を決定する
機械学習に基づく手法