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ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか (先延ばしについて (あなたはこれらで悩んだことはありませんか? (達成されない目標, 先送りされるダイエット,…
ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
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モチベーションについて
期待×価値
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「50%で手に入る金」と「100%手に入るお金」。
あなたはどちらを選ぶでしょうか?
普通に考えれば確実に手に入るお金を選択する。これが「期待」です。
そこに「価値」の要素をかけ合わせて、「50%で手に入るダイヤ」と「100%で手に入る石」とする。
この場合は50%のダイヤを選ぶはずです。
100%だとしても石なんて欲しがる人はいないのです。
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具体的な進め方
例えば、ダイエットをする場合、価値は痩せることである。
しかし、それは期間的にはかなり先になるはずです。
まずは、1週間後に目標を立てて、小さなご褒美を用意するのがいい。そして、目標は達成できる期待値が高いものがいい。
「10分間のジョギングを毎朝やる」などだ。
1週間達成できた場合は、小さなご褒美として好きなことをするといい。「遊園地に行く」「自分を褒めてあげる」「達成できたことを誰かに自慢する」などが考えられる。ダイエットなので「好きなものを食べる」のはやめたほうがいいかもしれない。
仕事中にスマホをいじらなくなるには
報酬や行動を後押しする刺激を不規則なタイミングで与えられると、行動を止められなくなることが分かっている。
パチンコや課金ガチャはその典型的な例で、たまに当たりが出るからやめられないのです。不思議なことに毎回あたりが確実に出る場合は、適度なタイミングで辞めることが出来ます。
あなたは、仕事中、または授業中にスマホをいじってしまうことはありますか?
1970年に先延ばしぐせがある人は4~5%だった。しかし、現在ではこの割合が20~25%と言われている。
SNSやゲームなど、身近なところに誘惑が溢れているのですから、当然なのでしょう。
私達はこういった欲望からうまく身を守るすべを知らなければ、すぐに飲み込まれてしまうのです。
人間の脳は、将来の計画より目先の欲求を優先するように出来ています。
1週間毎に50万円を一生受け取ることを考えるより、目の前に積み上がっている1億円を受け取りたいと考えるのです。
つまり、スマホをいじることで仕事が遅れるとわかっていても、眼の前の誘惑を優先して、仕事を先延ばしてしまいます。
ではどうすればいいか?
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現在は、テレビ、インターネット、ゲーム、お店の広告など、いかなる場所にも誘惑が存在しています。
誘惑の回避について意識することが出来なければ、あなたは一生誘惑の奴隷になってしまうでしょう。
いかに誘惑を感じない環境を作れるか、一度考えてみてください。
欲望と脳の関係
自制心は前頭前野で決まる
前頭前野に関する事例がある。
フィニアス・ゲイジという男性は、聡明で責任感のある鉄道作業員だった。
しかし、1848年に鉄の棒が頭に刺さる事故があった。
その後、怪我は奇跡的に治った。しかし、事故で前頭前野と辺縁系が分断されたことにより、短期で感情の起伏の激しい、自制心の乏しい人間になってしまった。
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前頭前野を一時的に弱らせることは誰でもできる。それはアルコールを摂取することです。
次の日に「なんであんなことしたんだろう」と後悔するのは、前頭前野が弱ったことによる判断ミスや自制心の欠如が原因なのです。
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10代は欲望に負けやすい
先に述べたように前頭前野は欲望に負けない自制心を司っている。しかし、10代の頃はまだ前頭前野は未発達なため、欲望に負けやすいのです。よく子供に「あれをやっちゃダメ」「我慢しなさい」と言葉で言っても、我慢出来ないのは当たり前の話なのです。本当に我慢してほしいなら前頭前野を鍛えるようにしなければいけないのですから。
ちなみに、前頭前野が最大に育つのは50代と言われています。
ダイエットが続かないのは
器を小さくしてみる
消費者行動論が専門のコーネル大学 ブライアン・ワンシンク教授の研究によると
一度の食事にどれだけ食べるかは、食器のサイズ、量、見栄えによって左右されることがわかった。
常にスープの量が一定に保たれる「減らないスープ皿」を使って、食事を終わりにするまでに飲んだスープの量を調べた。
その結果、普通にスープを飲むより「減らないスープ皿」を使ったほうが、飲んだスープの量が76%も増えてしまうのです。
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